無課金・低資産・レア不要:ラクドス(黒赤)≪鬼流の金床≫デッキ紹介【MTGアリーナNEOスタンダード】

格安デッキ

こんばんは。火花の学者、おじょーです。赤いデッキをこよなく愛するプレインズウォーカーです。今夜もレアなしデッキです。レアなし縛りで作ろうと思ってたわけではないのですが、なんとなくレアなしでもやっていけそうな感じがしたので形にしてみました!

この記事は非公式のファンコンテンツであり、ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
題材の一部にウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

デッキリスト

デッキ画像作成にはこちらの Decklist Viewer を使用させていただきました。 https://mtg-decklistviewer.netlify.app/

フォーマット

MTGアリーナ BO1 スタンダードでの使用を想定したメインデッキ60枚のリストとなります。

テキスト形式リスト

4 よろめく怪異 (AFR) 119
4 ヴォルダーレンの美食家 (VOW) 182
4 都和市の整歌師 (NEO) 167
4 税血の収穫者 (VOW) 232
4 ウォーロック・クラス (AFR) 125
4 鬼流の金床 (NEO) 230
4 血の泉 (VOW) 95
4 命取りの論争 (AFR) 94
4 電圧のうねり (NEO) 171
2 暗殺者の色墨 (NEO) 87
8 沼 (NEO) 288
6 山 (NEO) 290
4 進化する未開地 (VOW) 263
4 血溜まりの洞窟 (NEO) 264

解説

NEO神河で収録された≪鬼流の金床≫を中心に、アーティファクトをガチャガチャやってなんだかんだ勝つデッキです。なんじゃそりゃ?という感じですがまずは≪鬼流の金床≫のテキストを見ていきましょう。

鬼流の金床

1つの誘発型能力と1つの起動型能力を持ち、1枚で完結するかみ合った能力を持っています。

  • 誘発型能力…あなたのアーティファクト1つ以上が戦場を離れるたびに1/1の構築物を出す。これは自分のターン中かつ、1ターンに1回しか誘発しない。
  • 起動型能力…(T), アーティファクト1つを生け贄に捧げる:ライフを1点吸い取る。

後者の能力を起動すると前者の能力も誘発されて1/1の構築物が出てくるわけですが、これもアーティファクトですので次ターン以降生け贄の種にできます。要するに生け贄にするアーティファクトを1つだけ用意してしまえばあとは自己完結する永久機関になるということですな。この永久機関をガチャガチャすることで毎ターンダメージを稼いでいき、お相手のライフを0にして勝つことを目指していく、というのが基本コンセプト。

ただこれだけだとライフを削りきるのに20ターンもかかってしまうことになるので、そのほかの方法も併用します。

ウォーロック・クラス

レベルが上がることで新たな能力を得るクラス・エンチャント。

  • レベル1…クリーチャーが死亡したターンの終了時に対戦相手が1点ライフロス。
  • レベル2…2マナでレベルアップ。カードを3枚見て1枚手札に加える。
  • レベル3…7マナでレベルアップ。ざっくりいうと対戦相手のライフロスを倍加する。

このレベル1能力がメインの採用理由。≪鬼流の金床≫で1/1の構築物を生け贄に捧げると、クリーチャーが死亡していることになるのでウォーロック・クラスのレベル1能力も誘発し、ライフを削るスピードが上がっていきます。レベル2能力も手札を整えられるので重宝するのと、ゲームが長引いたら長引いたでスキをついてレベル3に上がってしまえばライフロス倍加によりゲームを更に加速することができるなど、あまりのかみ合いのよさから≪鬼流の金床≫収録以来の相棒として採用されています。

都和市の整歌師

≪鬼流の金床≫によって毎ターン、「アーティファクトが」「戦場に出る」ということをうまく活用したいなと思っていろいろ考え、DJ TOWA にたどり着きました。「アーティファクトが戦場に出る」というイベントを自身のパワーに変換してフロアを大いに沸かしてくれます。

もともとアーティファクトが大量に確保できるように設計されたデッキなので、パワーをアゲて物理で殴るといういわゆるアグロプランも仕掛けられるようになり、≪鬼流の金床≫が引けなかった場合のサブプランとしてもいい感じにフィットしてくれました。

アーティファクト供給手段

ここまで見てきたように≪鬼流の金床≫や DJ TOWA のために大量のアーティファクトを供給することが求められるデッキですので、アーティファクトが供給できることを基準として各種クリーチャーやスペルを選定しています。

  • よろめく怪異…1マナ1/1。死亡したときにオプションで宝物を供給。黒の1マナ域としてありとあらゆるデッキで採用されていますが、もちろんこのデッキとの相性も抜群です。
  • ヴォルダーレンの美食家…1マナ1/1。戦場に出たときに対戦相手に1点のダメージを与えつつ血・トークンを出す。血・トークンの供給に加えてそこそこダメージを稼いでくれます。
  • 税血の収穫者…2マナ3/2。戦場に出たときに血・トークンを出す。パワー3という攻撃性能もさることながら、起動型能力によりクリーチャーを除去するという使い方も可能。単体でもとりあえずタフネス2まで、≪ヴォルダーレンの美食家≫とも合わせてそれなりに血・トークンをためておくことも可能なので幅広く除去可能です。
  • 血の泉…出たときに血・トークンを出す。1マナでアーティファクトを2個供給することができます。DJ TOWA もアゲアゲです。起動型能力により墓地からクリーチャー2枚を回収も可能。これによって戦線を立て直せるのもうれしい。
  • 命取りの論争…カード2枚を引きつつ宝物を生成できる。除去されかけのクリーチャーをカードに変換したりできるなど、説明不要の便利スペルです。

除去

  • 電圧のうねり…1マナインスタント。アーティファクト1つを生け贄にすることで4点火力と破格のパフォーマンスを誇ります。アーティファクト供給には困らないデッキなので採用しない理由はないでしょう。
  • 暗殺者の色墨…4マナインスタント。アーティファクトがあればコスト-1。エンチャントがあればコスト-1。アーティファクトはほとんど常にあるので基本3マナで、ウォーロック・クラスが出ていれば2マナで打てる可能性もあり、確定除去としては非常に高いコストパフォーマンスを誇ります。

採用を見送ったカード

  • 龍火花の反応炉…アーティファクトが出るたびに蓄積カウンターが置かれる。X個の蓄積カウンターで起動するとプレイヤー1人とクリーチャー1体にそれぞれX点のダメージ。発想としては DJ TOWA と同じく「アーティファクトが戦場に出る」というイベントをパワーに変換したいということになります。一見相性がよさそうなものですが、能力の起動に追加で4マナかかるというのが最大のネックでした。最近はアーティファクト除去もそれなりに飛び交う環境なので、せっかくチャージしたのに発射する前に破壊されるというのであまり活躍できる場面はなかったです。
  • 霜剣山の製錬者…2マナ2/2。戦闘開始時に1マナを支払いアーティファクト1つを生け贄にすることで、3/1の構築物を出す。役割としては、≪ヴォルダーレンの美食家≫≪税血の収穫者≫で大量に供給された血・トークンなどのアーティファクトをダメージ源であるクリーチャーに変換するというので≪鬼流の金床≫と似た立ち位置にあります。1マナを安いとみるか高いとみるかでこのカードの評価が変わってきます。私は高いと思いました。
  • 実験統合機…1マナアーティファクト。アーティファクトを供給しつつ疑似的にドローできるというので、役割としては≪血の泉≫あたりとの比較になると思います。≪実験統合機≫の衝動的ドローの不確実性や、1マナで2個のアーティファクトを供給できるという≪血の泉≫の利点など勘案した結果不採用とさせていただきました。正直もう4枚だけ枠があれば入れてた。
  • 食肉鉤虐殺事件…単に「レアなし」縛りだから、といって終わりにしてもいいのですが、これが多くの黒赤金床で採用される理由をまず考えてみます。クリーチャーが死亡したときにライフを失わせる能力を持ち≪ウォーロック・クラス≫と同じくライフを削る速度を加速する役割を持ちます。加えて全体除去としての役割も担っており、ほかのカードには代えられない利点を持っていることから、金床のみならず黒を含む多くのデッキで採用されてきました。実際に採用すべきかどうかということについては、短期決戦を志向した DJ TOWA とは役割が異なるカードであり比較することもないのかなと思います。どちらを採用するかでデッキの速度が変わるのでお好みでどうぞ。

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