ホワーッホッホ!悪者は意味もなく笑いながら登場するものだ。わたしがケフカだ!
今夜は『マジック:ザ・ギャザリング — FINAL FANTASY』のドラフトを3色コントロールで破壊していくじょー!敵も味方も世界も、僕ちんと一緒に、ぜーんぶ壊そう!ぶっ壊そう!
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ドラフトとは
パックを開封して、その場でカードを集めて、即興でデッキを組むというフォーマットです。特に今回はFFドラフトということで、FFのカードだけで遊べる!というのが最高なんです。毎回異なる展開、毎回違う物語が生まれるのが、ドラフトの最大の魅力です。
今夜は、初手で《人造魔導士、ケフカ》を引き当て、そこから全力で破壊デッキを構築しました。完成したデッキは、歴代FFラスボスたちを筆頭に、更に、除去、ハンデス、ドロー呪文のすべてがケフカ様仕様に染め上げられた、破壊の美学を極めた一品となりました。



コンセプト
普通のドラフトデッキなら、盤面を守るためにブロッカーを並べて長期戦に持ち込むのが定石です。
しかし、このデッキはまったく違います。ブロッカーなどという軟弱な壁は不要。代わりに除去で相手の盤面を更地にする。相手だけを一方的に壊し尽くすことで、こちらのアタッカーが悠々と殴り続けるのだ!
《人造魔導士、ケフカ》《モルボル》で手札を破壊し、《炎魔法》などの全体除去で盤面を一掃。さらに《魔女の野望》で破壊の呪文を何度も何度も使い回す。相手の手札も盤面も、残るものはなにもない。
まさにこれは、すべてを破壊するためだけに生まれた純正コントロール。
私はこの世で一番のデッキを組み上げた!それ以外のデッキなど、カスだ!カス以下だ!カス以下の以下だ!!
デッキ構成
どれだけ豪快なカードを詰め込んでも、マナが出なければ絵に描いた餅。破壊の宴を支えるのは、強固なデッキの基盤です。

枚数配分について
まず、全体の構成を表にまとめてみましょう。「クリーチャー10枚だけ!?大丈夫か!?」と心配になるかもしれませんが、そこにはちゃんと理屈があります。
カードの種類 | 小分類 | 枚数 |
---|---|---|
クリーチャー | 10 | |
妨害札 | 9 | |
除去 | 5 | |
ハンデス | 2 | |
カウンター | 2 | |
その他呪文 | 4 | |
土地 | 17 |
2ターン目のアクションを確保
このデッキは、除去、ハンデス、カウンターまで含めて、2ターン目に確実に動ける構造になっています。
2ターン目に打てるカードは合計12枚。つまり、初手に1~2枚はほぼ確実に引けるので、2~3ターン目の相手の動きに出遅れることなく、テンポを保てるのです。
分類 | カード名 | 枚数 |
---|---|---|
クリーチャー | ガードスコーピオン | 2 |
クリーチャー | パラメキア皇帝 | 1 |
クリーチャー | コーネリアの騎士、ガーランド | 1 |
除去 | 炎魔法 | 2 |
除去 | メテオストライク | 2 |
ハンデス | 卑劣な毒攻め | 2 |
カウンター | 中略 | 2 |
次は色マナの確保だ
ところで、上記12枚のカードの色マナの数を数えると、青5、黒3、赤6と、どの色もまんべんなく要求してきます。2ターン目に安定して色マナを出すには、各色8枚の土地が必要となります。
今回のデッキでは、《ワールドマップ》込みで
- 青8
- 黒9
- 赤8
となっていて、一応、どの色も困らないようにはなっています。
なぜ黒を少し多めにしているかというと、《モルボル》や《ガイウス・ヴァン・バエサル》など、黒のダブルシンボル要求があるからです。また、赤マナは《山チョコボで冒険》で引っ張ってこれるので、少なめでも問題ないと判断しています。
基本土地だけではこれだけの色マナをねん出することは不可能ですので、今回は色マナサポートを4枚投入しています。3色均等デッキを組むには、これぐらいの色マナサポートがないと回りません。ここまでしてようやく、除去もハンデスもカウンターも、必要な時にちゃんと打てるようになるわけです。
- ワールドマップ:好きな基本土地を持ってくる
- 眠らない街、トレノ:青黒2色土地
- 首都:フィルターランド
- 要衝の村:戦場に出ると好きな色に固定
色 | 種類 | カード名 | 枚数 |
---|---|---|---|
青 | 基本土地 | 島 | 4 |
青 | 多色土地 | 眠らない街、トレノ | 1 |
青 | 多色土地 | 首都 | 1 |
青 | 多色土地 | 要衝の村 | 1 |
青 | マナサポート | ワールドマップ | 1 |
青 | 合計 | 8 | |
黒 | 基本土地 | 沼 | 5 |
黒 | 多色土地 | 眠らない街、トレノ | 1 |
黒 | 多色土地 | 首都 | 1 |
黒 | 多色土地 | 要衝の村 | 1 |
黒 | マナサポート | ワールドマップ | 1 |
黒 | 合計 | 9 | |
赤 | 基本土地 | 山 | 5 |
赤 | 多色土地 | 首都 | 1 |
赤 | 多色土地 | 要衝の村 | 1 |
赤 | マナサポート | ワールドマップ | 1 |
赤 | 合計 | 8 |
ケフカ様関連のカード
さて、ここからは個別のカードの評価だ。
人造魔導士、ケフカ


それでは皆様、ご注目!今夜の主役は、ワ・タ・シ。
出たときと攻撃時にお互いに手札を捨てて、俺だけカードを引く。つまり、毎ターン手札差が広がっていき、いずれ相手の手札は尽きる。
変身するとさらに手札差を広げることができて気持ちがいいのだが、あまりにも気持ち良すぎてライブラリーアウトで自滅しかねないので、やるなら《エリクサー》を持っておいたほうがいい。
(今回は変身前に全部終わったけどな!ツマラン!)
卑劣な毒攻め

この毒でイチコロというわけよ!
一応、全体除去とハンデスの機能を持っているが、全体除去としては《炎魔法》のほうが優れているので、ほぼハンデス専門として運用。相手の手札を丸裸にできる快感、そして、クリーチャーだけでなくアーティファクトまで狩れる安心感。最高です。
世界を引き裂く光

別名:裁きの光。
6点火力でたいていのクリーチャーを一撃破壊、おまけに装備品までまとめて吹き飛ばすお得感がたまりません。あれもこれも、ぜーんぶハカイだ!
狂気の哄笑

ケフカ様の狂気を体現するカード。今回は一度も使わなかったが、インスタントタイミングで手札を入れ替えたり、フラッシュバックで手札を実質増やせるので、いざという時にありがたい存在。
ラスボス関連のカード
パラメキア皇帝


4マナ以上の呪文を唱えるたびにサイズアップする古の皇帝。しかし今回は除去されるばかりで自慢の威光を発揮できず……。《ケフカ》に打たれるはずだった除去を吸ってくれたということなので、そういう避雷針としてちゃんと働いたのでヨシ!
奴は四天王の中でも最弱。《祈り子の間での捕縛》ごときにやられるとは、ヴィランズの面汚しよ…。
コーネリアの騎士、ガーランド


素の姿は3/2だが、墓地から復活すれば5/5飛行に変身する頼れる漢。
……のはずが、今回は捨てるタイミングを全スルー。一応、《狂気の哄笑》とか《ケフカ》で捨てるチャンスは何度もあったはずだが、完全に頭からすっぽぬけていた。
ただの3/2の能無しとしてしか運用できていなかった。反省して次回に活かす所存。
未来の魔女、アルティミシア


5マナ4/5で条件を満たすと追加ターンがもらえる美味しいラスボス。しかし今回、その野望は果たされる前に終わってしまった……無念。
魔女の野望

アルティミシア様の野望をデッキに落とし込んだ最強リサイクル装置!墓地の除去呪文を手札に回収して再利用、さらにフラッシュバックで三度使い回す。装備デッキ相手に《メテオストライク》を3回連射できたのもこのカードのおかげ。はっきり言ってMVPだった。
というか
デッキ強すぎてごめん。ケフカ様はじめラスボス達が本領を発揮する前にゲームが終わってしまった。
やれやれ。人がせっかくおもてなしの用意をしてやったのに。壊しがいがありませんねぇ。ツマラン!
欲を言えば、こんなカードも欲しかった
セフィロスの介入

シングルシンボルだし、サイズ問わず破壊できて4マナと軽い。今回のデッキは、タフネス依存の火力除去ばかりだったので、例えば《ダイヤウェポン》のような大型フィニッシャーが出てきたら……と考えると、少しだけ不安は残ったところだった。
雷魔法

1マナ2点、4マナ4点とかゆいところに手が届く火力。インスタントで構えられるので、相手の行動に合わせて柔軟に動けるのが強み。もし取れていれば、もっと気軽に「破壊!破壊!」ができたはず……!
関連動画
ここまで読んだあなたは、もうおわかりいただけたでしょう。このデッキの破壊力を…
でも!言葉で語るより百聞は一見にしかず!ケフカ様が世界を壊し尽くす狂気の宴をぜひご覧あれ!
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