【MTGA】久遠の終端リミテッドのカギを握る3つの特徴と3大アーキタイプ

EOEリミテッド

こんばんは。火花の学者、おじょーです。今夜は、『久遠の終端』のリミテッドの全体像を一撃で理解できるよう、手短にわかりやすくお届けしていきます。

今回は、覚えるべきポイントを

  • 3つの特徴
  • 3大アーキタイプ

で整理してみました。プレリリースやドラフトの予習に役立ててください。

この記事は非公式のファンコンテンツであり、ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部にウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

特徴

『久遠の終端』の舞台は、ずばり宇宙です。宇宙は、どこまでも果てしなく広がり、誰もまだ見ぬ世界が眠っています。そんな未知の世界へ飛び出すために、人は宇宙船を造り、ワープ航法を編み出し、着陸船を飛ばして新たな星を探し続けてきました。

そう、これは宇宙という果てなき闇に挑む者たちの物語なのです。

フレーバーテキストがスター○ォーズすぎるだろ!そろそろ怒られてくれ。

この宇宙を舞台にしたリミテッドは、どんな特徴があるのか?3つのポイントを見ていきましょう。

宇宙船への配備

宇宙船は、クリーチャーをタップすることで配備して、時間をかけて起動する大型フィニッシャーです。

攻撃的なデッキであれば、宇宙船への配備を進めるよりも、相手プレイヤーを攻めたほうが早いです。そのため、どちらかといえばコントロール寄りのデッキのほうが活かしやすい印象です。

ただ、クリーチャーを配備に回すと、ブロッカーが減るというリスクを伴います。

この環境は、除去やブロッカーといった防御手段が限られている一方で、強化呪文や装備品に強力なカードが多く、攻める側が有利な構造になっています。そのため、宇宙船の配備にはタイミングの見極めがとても大事になりそうです。

ワープ航法

このセットには、ワープというキーワード能力を持ったカードが登場します。

ワープコストを払えば、通常よりも軽いコストで唱えられます。ただし、ワープで出したカードはターン終了時に戦場を離れ、次のターン以降に本体を改めて出すことができます。ワープを持つカードは、出たときに何かしら誘発する能力を持っていることが多いので、ソーサリー呪文のような感覚で扱うことができます。

マナの伸びに合わせて柔軟にプレイできて、マナフラ受けとしても便利そうです。また、1枚で呪文2回分になるので、2つ目の呪文誘発と相性がいい点も注目です。

さらにちょっとしたテクニックとして、ワープで出したクリーチャーが戦場を離れる前に、宇宙船に配備する、という使い方もあります。配備先を用意しておけば、無駄なく活用できるので覚えておくと便利です。

多色化は緑頼み

この環境で多色をやるなら、緑がほぼ必須だと思ってください。

緑には着陸船トークンを出すカードがあります。着陸船を使えば、デッキから好きな基本土地を持ってきて、そのまま戦場に出すことができます。実質これが、好きな色マナを確保する唯一の手段です。緑の着陸船なくして、3色目を安定して出すのはかなり難しく、多色デッキを成立させるのはほぼ無理だと思ってください。

先ほどの繰り返しになりますが、攻撃的なデッキが強そうというのもあり、しっかり2色でまとめる意識が大事です。

補足

ちなみに、《指揮艦橋》のような多色サポート土地も一応ありますが、1枚だけでは心許ないですし、かといって2枚以上入れると、初手に2枚揃ったらマリガン確定になるので、正直あまりオススメはしません。

アーキタイプ

2色の組み合わせは全部で10通りありますが、似たようなテーマでまとめると、ざっくり3つの大きなグループに整理することができます。アーキタイプ同士のつながりを意識することで、驚くほどするするっと理解が進むようになるはずです。

白系ウィニー

クリーチャーをたくさん並べて、トークンで守りを固めながら、装備品をつけたアタッカーで相手のライフをどついていく。そして、相手のライフを一桁まで追い詰めたら、全体強化で一気に押し込む。平たくいえばこういうゲーム展開を目指します。

このアーキタイプは、ほぼ白単でデッキが完結するので、2色目は正直なんでもOKです。
1パック目で白をしっかり集めておいて、空いている2色目を2パック目で拾う、そんなプランが安定しそうです。

特に、青や緑と組み合わせると、装備品の枚数を揃えやすく、中盤の削りが安定する印象です。

ところで

ちょっと補足しておくと、ここ最近は横並べ戦略がちょっと不遇でした。コモンに全体強化がなかったり、あっても全体+1止まりで、パンチ力に欠けることが多かったんです。

でも今回は違います。なんと、コモンで全体強化が使える!タフネス修整こそありませんが、3マナで全体+2なら威力は十分!今度こそ、横並べの時代が帰ってきたんじゃないでしょうか。

青系アーティファクト軸

アーティファクトを出すことで能力を誘発させたり、パワーを底上げして戦うのが特徴です。

青は特にアーティファクトが豊富な色なので、メインカラーとして軸に据えることになります。青を中心に組んで、青黒か青赤に分岐するのが基本です。

青黒はコントロール寄りで、長期戦に持ち込むアーキタイプなので、宇宙船との相性も抜群です。加えて、妨害スペルやドローソースを意識的にピックしたいところです。特に《氷魔法の秘宝》はドローと妨害を同時にこなせるので、かなり重要なパーツになりそうです。

一方、青赤はアグロ寄りになります。装備品との相性が抜群で、そこに強化呪文を絡めて、速攻でライフを削りにいく構成にします。

着陸船ランプ

緑を中心に据えた多色デッキで、緑の着陸船トークンで色マナを揃えながら、各色の強力な呪文や大型アタッカーを叩きつけるのがコンセプトです。アタッカーは正直なんでもいいです。たまたま拾えたボムレアを主軸にしてもいいし、誰も見向きしないようなクソデカ生物を叩きつけるのも楽しそうです。

2色目の相方としては、青か赤をベースにすると着陸船を確保しやすく安定します。赤緑なら、着陸船を使った上陸アグロ寄りの構築もできますし、青緑なら完全にランプ特化に振り切った構成になります。

3色目はお好みでどうぞ。白や黒を足すのがおすすめで、特に黒を添えると除去が強化されて安定感が増します。

まとめ

というわけで、まずは方向性のはっきりしている白・青・緑のどれかからドラフトを始めて、2色目を空いている色から拾っていく流れが一番安定すると思います。

特に青は、アーティファクト軸のメインカラーとしても、白系ウィニーのサブカラーとしても、どの色とも相性が良くて組み合わせやすい印象を受けます。

黒は墓地利用やヴォイドといったクセのある動きを持っているので、他の色の引き立て役としてサポートに徹するのがよさそうです。

赤は、どの色と組んでも基本的にアグロ寄りになるんですが、相方の色によって必要なピックが大きく変わってくるので、赤単体からドラフトを始めるのはちょっと難しい印象です。

注目カードピックアップ

軽量除去

アーキタイプを問わず使える除去に注目していきます。

特に注目するべきは、2マナ以下かつインスタントである除去です。後手2ターン目に構えることで、先手3ターン目の動きをキャンセルし、主導権を取り返すことができるからです。

このセットでは、コモンで使える軽量除去はかなり限られている印象です。特に、赤の除去は範囲が限られており、実質青と黒に1種類ずつしか選択肢がありません。

1マナインスタント

1マナインスタントに着目しましょう。1マナのインスタントは種類が限られるため、相手の持っているカードを絞り込んで予測することができます。

このセットでは、1マナインスタントの種類が限られており、簡単に覚えられると思います。緑にはなんと1マナインスタントがありません。青の《無効》はちょっと注意したいですね。宇宙船をはじめとしたアーティファクトは重いものが多く、これで打ち消されると致命的なテンポロスになりかねません。


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