『モダンホライゾン3』リミテッド 注目のアーキタイプをピックアップ!デッキ構築例の解説

MH3リミテッド

こんばんは。火花の学者、おじょーです。今夜は新セット『モダンホライゾン3』リミテッドにおいて、2色の組み合わせからなる10のアーキタイプから組んでみたい4つをピックアップし、それぞれデッキ構成例とおすすめのカードをご紹介していきます。

この記事は非公式のファンコンテンツであり、ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部にウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

記事の概要

  • この記事は、新セット『モダンホライゾン3』のリミテッドにおいて、どういったアーキタイプ、ギミックが組めるのかを解説しています。
  • この記事は『モダンホライゾン3』実装前に執筆しており、こういうのが強そうだな~とある程度予想を交えながら解説しています。実際ふたを開けてみたらあまり強くなかった…とかもあるかもしれませんがなにとぞご了承ください。
  • モダンホライゾン3では40以上のメカニズム、キーワードが登場します。それらのキーワード能力について、一つ一つ詳らかに解説することはこの記事ではしません。

セット概要

非常に複雑なセットとなっており、リミテッド上級者向けのセットです。キーワード能力の種類数もさることながら、カードどうしの相互作用も多く発生します。また、カードのパワーレベルも平均して高く、「コモン・アンコモンなのにこの性能!?」みたいなカードもたくさんあります。総じて、いつものセットでは味わえない、まるでキューブドラフトのような楽しみ方ができるセットだと思います。

2色の組み合わせからなる10のアーキタイプですが、大きく3つのテーマに分けることができます。今回の記事では、これらの3大テーマに加えて1つの小テーマをピックアップし、合わせて4つのアーキタイプについてデッキ構成例を見ていこうと思います。

  • 白青、青赤、赤白(ジェスカイカラー)…エネルギー
  • 赤緑、緑青(ティムールカラー)…エルドラージ
  • 白黒、黒緑、緑白(アブザンカラー)…改善

白青エネルギー

コンセプト

地上を固めて飛行で攻める、いつもの白青です。飛行クリーチャーはブロックされにくく確実に攻撃できる代わりにパワーが控えめなことが多いです。今回の白青はエネルギーを利用することで味方を強化し、パワー不足を補うという方向性になります。

デッキ構成例

マナカーブは標準的で、2マナから5マナまでバランスよく配分します。飛行クリーチャーは6~8枚程度がおすすめ。1試合にだいたい2枚ぐらいは引ける割合です。殴りきる前に相手の巨大クリーチャーが間に合ってしまう(と思われる)ので、打ち消しで対処できるように意識して構成します。

おすすめカード

  • 謎の門のガーゴイル…2マナ2/2飛行。
    飛行クリーチャーとしてはサイズ感がよく、攻撃の要となるサイズです。この手の飛行ビートが抱える不安として、こちらが殴りきる前に相手に殴りきられるというのがあるので、絆魂でライフの不安を軽減し、殴りきるまでライフがもつという状況を作れるのが偉い。
  • エレクトロゾア…3マナ3/1、瞬速、飛行。
    戦闘前メインフェイズにエネルギーを支払わないと戦えない。逆に言えば、最低限2回は攻撃できる見込み。パワー3と飛行クリーチャーとしては打点が高く、2回攻撃して6点も稼げばカード1枚の仕事としては充分という感覚です。瞬速を持っているので、相手のターン中自然に打ち消しを構えられるのも優秀です。
  • 堕落した多相の戦士…4マナクリーチャー。3/3飛行か、2/5警戒か、0/12防衛のいずれかになる。
    アタッカーとしてもブロッカーとしても頼りになる性能。いつ引いても強いので、なるべく複数枚入れることで対応力の高さを活かしたいカードです。

緑青エルドラージ

コンセプト

マナ加速から巨大なエルドラージにつなげる、いわゆるランプデッキです。エルドラージには赤緑型もありますが、アレはどちらかというとマナクリーチャーを横並べして強化して殴らせる(!?)、という発想なのでちょっと毛色が違ってきます。やっぱりエルドラージはそういうのじゃない。エルドラージはデカくてなんぼだと思いませんか。

デッキ構成例

エルドラージは7マナ帯からが本番なので、土地5枚+マナ加速2点をいかに揃えるかという勝負になってきます。土地は確実に5枚まで伸ばしたいので18枚が推奨です。2マナ~4マナ帯はマナ加速要員か、さもなくばブロッカーを入れましょう。

土地とマナ加速とエルドラージと、とにかく揃えなければならないカードの数が多いので、サーチやドローが重要となるアーキタイプです。

おすすめカード

  • 噛み付く虚空袋…3マナ1/3。
    これ1枚あれば4~5ターン目には7マナのエルドラージが着地してゲームを始めることができます。エルドラージが着地した後は下の起動型能力でカードをどんどん引いて次のエルドラージを探せるのがとても強い。
  • 溺墓潜み…7マナ7/7、警戒。
    マナコストは重いものの、とにかくデカい。コモンクリーチャーの中では紛れもない最大級のサイズです。サイクリングすれば落とし子でマナ加速もできるので、複数枚入れて手札にダブついても問題ありません。
  • 邪悪鳴らし…2マナソーサリー。
    先述の通り、この手のデッキは土地とマナ加速とエルドラージと、とにかく揃えなければならないカードの数が多いです。序盤はマナ加速、中盤以降は巨大エルドラージと、局面によって必要なカードが大きく変わるので、こういったサーチカードは重要です。さりげなく落とし子を出してマナ加速もしてくれるのも非常にありがたいです。

黒緑改善

コンセプト

順応でクリーチャーを改善し、能力を誘発することで盤面を強化していくデッキです。順応や強化呪文など、マナをちょうどよく使い切れる手段が豊富であり、テンポを取ったりマナフラに強いというのも特徴の一つです。

デッキ構成例

ざっと見た感じで3マナ帯がやや不足気味に感じました。その分、5マナ帯を増やして重めの構成にすることでバランスが良くなります。また、余ったマナは強化呪文や順応で使い切れるので、マナカーブよりもクリーチャーの質で押していくことを意識しましょう。

おすすめカード

  • 広がる軟泥…3マナ3/3。順応込みで実質5マナ4/4相当として扱うことも可能。
    一度順応すれば攻撃するたびにどんどん大きくなっていき、エルドラージすらも乗り越えてしまう可能性があります。
  • 日を浴びる繁殖鱗…2マナ2/2。順応込みで実質4マナ3/3として扱うことも可能。
    デッキの3マナの動きが今一つなので、2ターン目にこいつを出しつつ3ターン目に順応させ、さっさと5マナまで伸ばしてやるとスムーズに動けると思います。
  • 進化の証人…3マナ2/1。順応込みで実質5マナ4/3として扱うことも可能。
    パワー4は中盤以降も戦力になり得る大きさであり、加えて墓地回収でアドバンテージまで取れてしまいます。素のサイズは控えめかつ除去の的になりかねず、墓地にカードがなければ仕事もないので、状況が許すならなるべく中盤以降まで手札でかくまってやりたいカードです。

黒赤アーティファクト

コンセプト

アーティファクトを並べることで盤面を強化していくデッキです。アーティファクト参照のカードの性能をマナコスト以上に引き出すには、アーティファクト3枚以上が基準になります。

また、黒赤は除去が豊富な組み合わせでもあります。軽めのアーティファクトを連打した後は相手のデカいクリーチャーをどかして早期決着を目指します。

デッキ構成例

3マナ帯を印刷し忘れたんじゃないかってぐらいマジで全然いません。仕方がないので、3ターン目は1マナ+2マナのダブルアクションというプランでいきましょう。手数が重要なデッキであり、5マナ以上のカードは基本使わないので、土地は少な目の16枚でも充分回ると思います。

おすすめカード

  • 頭蓋槌…2マナ装備品。
    ファクトの数だけパワーが上がる装備品。生体武器でもあるので、単独でも1/1相当のクリーチャーになり、アーティファクトが3枚あれば3/1と合格点をあげられます。1/1とか2/2の適当なクリーチャーが3/2とか4/3とかになり、なんでもお手軽にフィニッシャー化できます。
  • 刷新された使い魔…4マナ2/1、飛行。
    出たときにカードを1枚捨てさせつつ、自身は飛行を持っているのが強い。またアーティファクトによるコスト軽減もあるため、1マナ2マナとアーティファクトを順調に並べることができてれば、3ターン目に2マナと1マナになって連打できます。狙ってみたいブン回りパターンです。
  • サーペイディアの似姿…1マナ1/1、速攻。
    サイズは1/1と控えめなものの1マナと軽く、いるだけでアーティファクトの数を稼ぐことができます。≪刷新された使い魔≫のブン回りパターンを成立させるカギのひとつです。また、後々4点火力に変換できるので、中盤以降も完全に腐ることがないというのが偉いです。

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