『タルキール:龍嵐録』リミテッド環境が6分でわかる重要ポイント【MTGアリーナ リミテッド】

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こんばんは。火花の学者、おじょーです。今夜は『タルキール:龍嵐録』のリミテッド環境を理解するうえで重要となるポイントをまとめていきます。

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リミテッドのテーマ

5つの氏族

タルキールの地では、5つの氏族が覇権を争っています。それぞれの氏族は、対抗2色を2つ組み合わせた3色の組み合わせ、楔3色から成り立ちます。たとえばジェスカイという氏族は、青赤と赤白という2つの対抗色が組み合わさって、青赤白という3色の組み合わせになっています。

このような氏族の成り立ちから、必ず対抗色の組み合わせでドラフトするようにしましょう。1色目として赤を選んだ場合、2色目は対抗色である白か青を選ぶのが鉄則です。

氏族名色の組み合わせ
ジェスカイ青赤白
スゥルタイ黒緑青
マルドゥ赤白黒
ティムール緑青赤
アブザン白黒緑

ドラゴン

5つの氏族はかつてこの地に住まう強大なドラゴンと戦い、絶滅寸前まで追い込んだこともありました。しかし、今では各地に大量のドラゴンがあふれかえって、制御不能となってしまいました。

このセットではコモンに6枚ものドラゴンが収録されており、ドラゴンの出現率が極めて高くなっています。具体的には、各パックに1枚以上出現する計算になります。ドラゴンはすべて飛行を持っているので、空をめぐる戦いがいつも以上に激化しそうですね。

各種コモンカードまとめ

前兆ドラゴンサイクル

各色に1枚ずつ、コモンのドラゴンが収録されており、いずれも前兆を持っているという共通点があります。このような共通点を持つ5枚1組のことを、サイクルという風に呼んだりします。

前兆を持つカードは、前兆呪文として唱えるか、クリーチャーとして唱えるかを選ぶことができます。前兆として唱えた場合は、解決後にデッキの中に戻ります。

基本的に、前兆呪文のほうがマナコストが軽く設定されているので、前兆で序盤の動きを確保しつつ、デッキにドラゴンをたくさん入れられそうです。

吐息サイクル

ドラゴンの後見を持つ除去呪文のサイクルが各色1枚ずつ収録されています。ドラゴンをコントロールしているか、手札のドラゴン1枚を見せることで、ドラゴンの後見を受けることができ、呪文が強化されます。

ツーブリッドサイクル

各氏族は3色の組み合わせですが、2色デッキでも問題なく唱えられるよう、ツーブリッドと呼ばれる混成マナを持ったカードが、各氏族に1枚ずつ収録されています。

ざっくり言うと、色が合っているシンボル1つごとに、1マナ軽減される理解でOKです。3色の色マナを全部揃えれば3マナで唱えることもできるし、2色が合っていれば4マナで唱えられるといった具合です。

全く色が合ってなくても最悪6マナでも唱えられますが、どのカードも基本的に4マナ程度の能力なので、2色は合っていたほうがいいと思います。

信奉者サイクル

信奉者は、マナを各氏族の色に変換することができる、いわゆるマナフィルター能力を持ったクリーチャーです。

2マナ帯のマナカーブを埋めつつ、2色目3色目の土地が引けない、というトラブルを軽減できるので、多色デッキでは特に重宝することになりそうです。

多色化サポート

この流れで多色化サポートについても見ていきましょう。3色の組み合わせにフィーチャーしたセットということで、多色化サポートはかなり充実している印象です。

先ほどの信奉者サイクルに加えて、赤に1枚、緑に2枚、アーティファクトに2枚。それから進化する未開地と2色土地10種が収録されています。

特にすごいなと思ったのが、緑の前兆持ちドラゴンです。好きな色の土地を探しつつデッキに戻っていき、中盤以降引いたらそのままアタッカーにもなる性能です。

飛行クリーチャー

空の戦いが重要な環境ということで、コモンの飛行クリーチャーもチェックしていきます。

白が3枚と多めなのと、普段は飛行をあまり持たない赤と緑にも割り当てられており、いつもより飛行クリーチャー多いです。氏族別の枚数も見ていくと、ジェスカイとマルドゥが8枚と多く、空の戦いを得意としていると言えます。

氏族名飛行生物の数
ジェスカイ8
スゥルタイ6
マルドゥ8
ティムール6
アブザン7

パワー4

続いてはパワー4以上であるクリーチャーを見ていきます。ティムール氏族の調和という能力で、クリーチャーのパワーを参照することがあるのと、なんだかんだ言ってもパワー4というのが、相手のブロッカーを突破できる重要なラインとなります。

白が1枚、青と黒と赤が2枚ずつ、ここまではまあ普通です。緑はなんと5枚もあります。さすがに数え間違いを疑うレベル。更にティムールツーブリッドまであります。

装備品・オーラ等

ここでは、装備品やオーラに代表される、クリーチャーを永続的に強化する手段を見ていきます。このセットでは、スゥルタイ氏族が相続という能力を持っていて、これがオーラの代わりとしてクリーチャー強化に使えます。

この中で注目したいのは、パワーを+2点するカードが青と赤と緑に各1枚あるところです。パワー2のクリーチャーを+2すればパワー4になり、2マナのクリーチャーが終盤まで戦えるので、強化幅の大きさとして重要なラインと考えています。

除去

緑を除いて、各色均等に3枚ずつ割り当てられている感じです。青は打ち消しも数に含めています。

前回の霊気走破と比べて、軽いインスタント除去が充実していますね。特に、黒の《苛性の吐息》なんかは、条件が整えば1マナで打てるので、後手スタートで握っておけると相当な安心感があります。

その他、緑の《サルカンの決意》は、戦闘サポートとしても使えるし、飛行持ちも多い環境なので、充分実用に堪えるカードだと思いました。

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