14枚だけ覚えればOK!クイックドラフト決め打ち攻略法!神河:輝ける世界編【MTGアリーナ リミテッド】

クイドラ決め打ち攻略

「神河:輝ける世界」クイックドラフトを効率的に攻略できる青黒忍者アグロの組み方をご説明いたします。ドラフトという遊び方にあまりなじみがない初心者の方から、勝率を安定させて手っ取り早くランク上げをしたい、といった中級者以上の方のニーズにもお応えできるような内容を目指しています。

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ステップ1 基本方針

この記事では決め打ちという手法をおすすめしています。NEOクイックドラフトの場合、青黒の2色で決め打ちし、青と黒のカードのみをドラフトしつづけます。どんなカードが出ても青黒以外取りません。

デッキの完成形をあらかじめ決めておき、不足するカードを補充していくイメージとなります。もっと有り体に言ってしまえば、あらかじめ構築しておいたデッキを持ち込むかのようなイメージです。

決め打ちドラフトをおすすめする理由

クイックドラフトではプレミアドラフトと異なり、他プレイヤーとの駆け引き、カードの取り合いが発生しないため、決め打ちという手法を行うことができます。逆に、プレミアドラフトではカードの取り合いに負けるリスクがあるため、決め打ちはクイックドラフトでのみ行える手法です。

決め打ち方針を取ることにより、覚えるべきカードを絞ることでピック基準が明確で安定したドラフトができるようになります。

覚えるべきカードが少ないという点でドラフトに自信がない方におすすめです。また、より短い時間で数をこなすことにも向いており、黙々とランク上げをしたい方にもおすすめしたい手法です。

青黒を選ぶ理由

17lands.com での勝率が最も高い組み合わせとなります。第二位の黒緑はテーマを定めづらく、より強いカードを見極める審美眼が必要とされる組み合わせです。青黒の得意とする忍術はプレイ上ややトリッキーな能力ではありますが、カードの見極めは黒緑よりもわかりやすく、ポイントさえ押さえれば形になりやすい組み合わせといえます。

色の組み合わせ勝率
青黒58.8%
黒緑57.2%
白黒56.9%

ステップ2 サンプルデッキ

デッキの特徴

飛行を持つクリーチャーによる攻めを主軸に、忍術を用いた疑似的なサイズアップ、強化呪文などを交えて早いターンでの決着を目指す、いわゆるアグロ(攻撃型)に分類されるデッキです。(飛行…飛行を持たないクリーチャーにブロックされない)

青黒という組み合わせでアグロ担当というのが珍しく個人的にツボです。通常この色の組み合わせはクリーチャー強化手段に乏しいものですが、今回の青黒には≪装身≫≪戦闘復帰≫といった優秀な強化呪文が割り当てられているほか、忍術もいわゆる強化オーラや装備品のような感覚で使うことができ、想像以上に攻めに長けた組み合わせです。

忍術

いわゆる変わり身の術のようなイメージで、攻撃していてブロックされなかったクリーチャーがいれば、手札にある忍術を持つクリーチャーと入れ替えることができます。ブロックされないという条件を満たすには、飛行など回避能力を持つクリーチャーを使うのが近道です。

例えば≪ネットワークの攪乱者≫が攻撃したときにブロックされなければ、手札の≪毒血勢団の影歩き≫の忍術能力を起動して入れ替えることができます。このときもともと1/1飛行だったのが5/5となり、実に+4/+4ものサイズアップとなります。

忍術を持つクリーチャーは戦場に出たとき能力や、プレイヤーにダメージを与えたときの能力を持っていることが多く、一度忍術を使えばその時点で仕事をするのも大きいです。また、手札に戻ったほうのクリーチャーを再度出しなおすことで出たとき能力を再使用できるなど応用の効く能力です。

構成枚数

カードの種類小分類枚数
クリーチャー呪文17
1マナ4
2マナ6
3マナ4
4マナ3
その他呪文7
強化5
除去2
土地16

1、2ターン目に飛行クリーチャーを展開して忍術につなげたいため、1~2マナ帯の枚数を確保することが重要です。5マナ帯にも強力なカードが多いセットであり誘惑が多いですが、基本的には4マナまでにまとめることをおすすめします。4マナクリーチャーまでにまとめる場合土地は16枚、クリーチャーは17枚という枚数配分になります。

なお、忍術を持つクリーチャーは基本的に忍術コストで数えます。例えば≪毒血勢団の影歩き≫は忍術コスト4なので4マナクリーチャーとして数えます。

また、基本はアグロデッキなので強化呪文を多めに確保すると攻撃を継続しやすくなります。除去は1ゲーム中1枚打てれば充分なため2枚程度がちょうどいいです。2マナ以下の軽めの除去1枚と3マナ以上の汎用的な除去が1枚という構成がおすすめです。

ステップ3 キーカード解説

ステップ2のサンプルデッキに採用した14枚のカードについて個別に解説します。

  • ネットワークの攪乱者…1マナ1/1飛行。出たとき能力でパーマネント1つをタップする。忍術の入れ替え元として必要な要素をすべて持っています。これを何枚集められるかでデッキの完成度が決まるといっても過言ではありません。
  • 月回路のハッカー…2/1、忍術コスト1。忍術で攻撃が成功すれば手札を増やすことができ、真っ先に確保したい。中盤以降は2/1というパワー/タフネスの小ささもあり、忍術を使用した後はそのまま棒立ちしがち。
  • 当世…2マナ英雄譚。第一章、第二章で手札を入れ替えて第三章で2/3飛行の≪ベクターの滑空者≫に変身する。飛行を持っているので忍術の入れ替え元として申し分ありません。忍術で出しなおすことで手札を整理できるのも優秀。
  • 墨昇の潜入者…2マナ1/2飛行。忍術の入れ替え元としても使えるほか、自身を強化する能力も併せ持ち、マナに余裕のある終盤のダメージ源としても活躍できます。
  • 無孤勢団の伏兵…3/2絆魂、忍術コスト2。主力アタッカーとして活躍するパワー3であり、忍術コスト2という破格のコストパフォーマンスを誇る。
  • 探照灯の相棒…3マナ1/1飛行。出たとき1/1のスピリットを出す。忍術の入れ替え元になりつつブロッカーを確保できる。結構便利。
  • 月罠の専門家…2/2、忍術コスト3。戦場に出たときクリーチャー1体を手札に戻す。基本的には相手のクリーチャーを戻させてテンポ、盤面の優位を奪うのが強力です。本体は2/2と最低限の性能。
  • 空泳ぎの鯉…4マナ3/3飛行。アーティファクトが戦場に出るたび手札を入れ替える。3/3飛行は基本的にフィニッシャー、エースアタッカーとしての働きを期待できる。忍術の入れ替え元としてはあまり適していません。
  • 毒血勢団の影歩き…5/5、忍術コスト4。このデッキにおける最高打点をたたき出し、神河リミテッドに存在するほとんどのクリーチャーを単独で突破できます。
  • 装身…3マナインスタント。クリーチャー1体の基本のパワー/タフネスが4/5になり、カード1枚を引く。青にありがちなサイズ指定型の強化呪文。その性質上もともとのサイズが大きいクリーチャーにはあまり強化になっていないというのがありますが、出たとき能力が優秀な代わりに本体サイズが控えめな≪月回路のハッカー≫≪月罠の専門家≫あたりの強化に最適です。おまけでカードを1枚引くというのが本当にえらい。
  • 戦闘復帰…2マナインスタント。クリーチャー1体にパワー+1と絆魂を与えつつ、死亡時に戦場に戻す。相手のクリーチャーを実質一方的に倒しつつ絆魂付与でライフ回復もできるなど全体的にスキがない。
  • 次元切開…2マナインスタント。クリーチャー1体を追放し、+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に戻す。除去を回避しつつ強化できる。終盤にこれでクリーチャーを守れば勝ちという状況で構えられると強いのではないかと思っている。
  • 致命的な不具合…2マナインスタント。クリーチャー1体を-2/-2修整。改善されているクリーチャーの数ぶんさらに-1/-1。改善されているクリーチャーの数え間違いや、スタックでの除去に注意。(改善:装備かオーラか何らかのカウンターが乗っている状態)
  • ねじれた抱擁…4マナオーラ。味方を強化しつつ相手のクリーチャーを破壊。リミテ界でも屈指の性能を誇る確定除去です。

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