こんばんは。火花の学者、おじょーです。今夜は、リミテッドのデッキを組む簡単なコツをご説明します。
今回のFFコラボで、初めてプレリリースに参加される方も多いのではないでしょうか。プレリリースでは、リミテッドというフォーマットで対戦を行います。これは、パックを開封してその場でデッキを組むことになります。
ちゃんと戦えるかな…と不安になるかもしれませんが、実は、押さえるべきポイントはそんなに多くありません。戦い方が分かってくると面白さがぐんと広がるはずです。
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基本戦術
クリーチャーが命
リミテッドでは、クリーチャーによる攻防が中心となります。攻めるにしても、守るにしても、最終的に試合を決めるのはクリーチャーです。なぜクリーチャーが重要なのでしょうか?
大きな理由としては、パックから出てくるカードの半数以上がクリーチャーになる、というのがひとつ言えます。また、一度場に出せば、毎ターン攻撃できるので、継続的なダメージ源になるというのも大きいです。
クリーチャー以外の勝ち筋を狙うには、そもそも枚数が限られている他、入念な下調べがなければ、成立させるのは難しいというのもあります。
リミテッドではクリーチャーで戦い、クリーチャーで勝つという感覚を養う必要があります。
なぜ膠着するのか?
さらにリミテッドでは、盤面が膠着して動けなくなることがよくあります。というのも、MTGの戦闘システムは、基本的にブロックする側が有利になっているからです。お互いに動けず、にらみ合いになり、手札が尽きたところで、相手のボムレアになすすべもなくやられる…。誰もが一度は通る道です。
こうなってしまいがちなのは、膠着を崩すための除去がとにかく足りないからです。除去とは、相手のクリーチャーを破壊したり、行動不能にする呪文のことです。邪魔なブロッカーをどかすことで、膠着を崩すことができます。
しかし、除去はパックに1~2枚と数が限られており、ブロッカーに片っ端から打てるほどの余裕はありません。
つまり、除去に頼らなくても突破力を確保する必要があるということです。そのカギとなるのが、「パワー4」という数値です。
パワー4理論
なぜパワー4なのか
まず、「4」という数値に注目する理由を説明しましょう。
MTGでは、初期ライフは20点となってます。パワー3のクリーチャーでこれを削り切るには、7回の攻撃が必要になります。一方、パワー4のクリーチャーであれば5回の攻撃で済みます。つまり、パワー1の差が2ターン分の差になるということです。

さらに、リミテッドでよく見かけるブロッカーの多くはタフネス4に調整されています。そのため、パワー3では止められてしまう場面も多くなります。
このように、「効率よくライフを削れること」「ブロッカーを突破できること」この2つの理由から、パワー4という数値は重要なラインとなっています。では、どうすれば「パワー4」を確保できるのでしょうか?具体的な方法を見ていきましょう。
素のパワー4
もっともわかりやすい方法は、最初からパワー4あるクリーチャーを採用することです。自力でパワー4を確保できるクリーチャーは、強化呪文を必要としないので、存在するだけでメインアタッカー候補となります。

3+1プラン
次に狙いやすいのが、パワー3のクリーチャーを+1修整でパワー4に引き上げる方法です。装備品や+1/+1カウンターなど、軽いコストで永続的に強化できる手段が多く、扱いやすさが魅力となります。まずはこのプランを軸に考えておけば間違いありません。


というわけで
これ以外にも、パワー2のクリーチャーに+2修整など、「場に出すすべてのクリーチャーがパワー4になれるか?」ということを意識しましょう。特に、軽いクリーチャーを多めに採用する構成では、強化呪文や装備品の選び方が重要になります。
このパワー4理論が、リミテッドで勝つためのコツの1つ目です。


デッキ構築の基本
もう1つのコツとしては、デッキの枚数配分を意識することです。
特に近年のリミテッドでは、2ターン目、3ターン目と序盤に動けるかどうかが、勝敗に直結すると言っても過言ではありません。そうしたスムーズな動き出しを支える、枚数配分の基本を押さえていきましょう。
大前提
デッキ枚数
まず、デッキ枚数は40枚が基本です。ルール上は何枚でもOKですが、増やせば増やすほど強いカードを引ける確率が下がります。たとえば「1枚だけ入っている切り札カード」があったとして、40枚のデッキと50枚のデッキ、どちらが引きやすいかは明白です。
基本は2色デッキ
またリミテッドでは、デッキは2色で組むのが基本です。リミテッドでは2色土地が足りず、基本土地だけで賄わなければならないため、3色以上だと土地の色が揃いにくくなります。かといって単色にすると、今度は肝心のクリーチャーや呪文の数が足りなくなってしまいます。
2色といっても、半々の比率というよりは、6:4や7:3くらいに偏ってるぐらいでちょうどいいです。
まず軸になる色を決めて、その色だけでデッキの土台を作る。そして、足りない部分を2色目で補う、という流れで考えると、自然に組みやすくなります。
デッキの枚数配分

土地の枚数
よく言われることですが、土地は17枚が基本です。この枚数なら、初手に約3枚、6ターン目までに約5枚引ける期待値となり、毎ターン安定して土地を置けるようになります。
MTGアリーナの初期設定も17枚なので、特別な理由がない限りはそのままでOKです。
クリーチャーの枚数
クリーチャーも17枚が目安です。同様に6ターン目までに5枚引ける計算となり、2ターン目から毎ターン展開できる枚数となります。
特に重要なのが2マナのクリーチャーで、ここは6枚以上入れるのが目標です。初手に1枚以上の期待値となり、初動をしっかり確保することができます。
この2マナ6枚を基準に、3マナ、4マナとコストが上がるにつれて枚数を減らしていきます。これをマナカーブといいます。初手に重いクリーチャーが固まりすぎないようにしつつ、序盤から中盤にかけて適切なサイズのクリーチャーを、スムーズに展開できるようにする狙いがあります。
その他の呪文の枚数
残り6枚の枠は、クリーチャーの攻防に直接影響を与えることができる、除去や強化呪文を入れるようにします。特に除去は、枚数に限りはあるものの、相手の切り札に対処できる貴重なカードであるため、3枚以上を目標に取るようにしましょう。
まとめ
リミテッドで勝つために、すべてを一気に覚える必要はありません。まずはパワー4理論とマナカーブ、
この2つを意識するだけでもしっかり形になります。
FFコラボのプレリリースに向けて、もっと詳しい戦略を知りたい!という方は、こちらの記事もぜひご覧ください!
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