エルドレインの森ドラフト 黒のコモンで組める強力ギミック

リミテッド

こんばんは。火花の学者、おじょーです。今夜は「エルドレインの森」のドラフトにおいて、黒単色かつコモンのみで完結するギミックと、黒を中心としたピック方針について解説します。

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記事の概要

  • この記事では、エルドレインの森ドラフトにおいて、黒単色かつコモンのみで完結するギミックや汎用カードについて解説します。
  • 黒のコモン全19枚のうち10枚のカードを選定しました。ギミックを構成できることと、17Lands.comの統計から勝率貢献度の数値も選定基準としています。
  • 黒のみで完結したデッキを組むことで、2色目の自由度が高く、安定したドラフトができるようになります。例えば、青黒でも黒赤でも黒緑でも、黒単ギミックに2色目を添えるだけでそれなりのデッキになります。相方となる色それぞれのおすすめカードも挙げています。

ギミック紹介

協約

≪がぶりんご飴≫は協約でほぼ確定除去となる強力な除去で、耐性を持っているのは≪小村の大食い≫(6マナ6/6トランプル)のみです。黒のデッキは≪がぶりんご飴≫をいかに強く使うかがカギともいえます。協約のタネとなるトークンやエンチャントを意識して確保しましょう。

≪望み無き悪夢≫は出たときと墓地に置かれたときに働き、場に出ている間は特に何もしないため、協約のタネとして最適です。出たとき能力も協約のタネのおまけとしてはうれしい効果です。

≪大食の害獣≫が生成するネズミも協約のタネとして最適です。ネズミを協約のタネとして使うことで≪大食の害獣≫が成長していくというのもちょっとしたギミックっぽさがありますね。

食物

食物を生成することのできるクリーチャーで固めましょう。食物を食べてライフを得ることで生き延びたり、協約のタネにするなど様々な使い方ができます。

≪甘歯村の魔女≫は食物を自然な流れで確保できます。食物を相手に食わせてライフを削る能力も持ち、盤面によっては決め手となることもあります。

≪不気ミント≫は死亡時に食物を生成することができ、2マナ3/1と序盤の戦力としても優秀です。≪不気ミント≫→≪甘歯村の魔女≫で2マナ、3マナとスムーズに展開できるのもポイントです。

飛行+役割

ブロックされづらい飛行クリーチャーはリミテッドにおいて攻撃を通す際の要となります。パワーは低めですが、役割によって強化することで頼れるアタッカーになります。

≪墳丘のいたずら好き≫は2マナと軽く、役割のつけ先として重宝します。単独でも起動型能力でパワーを高めることができるので、余ったマナの注ぎ先、いわゆるマナフラッド受けとしても重宝します。

≪自惚れた魔女≫は出来事が1マナと軽く、他のクリーチャーを役割で強化できます。本体も2/3威迫とアタッカー適性は高めです。

除去

  • 密告…1マナインスタント。タフ1いじめとして使う他、戦闘の補助としても活躍します。おまけでついてくるネズミは協約のタネとしても最適です。
  • 大釜への給餌…3マナインスタント。範囲はさほど広くはないものの、タフネスに依存しない貴重な除去です。おまけで生成される食物は協約のタネとしても(ry
  • 誓い破り…5マナソーサリー。頼れる確定除去であり、味方のクリーチャーを同時に強化できる点も悪くない。5マナはさすがに重すぎるため、基本的にクリーチャーよりも優先度は低い。

ドラフト方針

1色目は黒で固めどりし、2色目は流れを見ながら空いている色にするというのがおススメの方法です。

これはいわゆる色主張と呼ばれ、他のプレイヤーに黒を諦めさせるのが第一の目的です。黒を諦めたプレイヤーが多ければその分、2パック目以降に黒のカードが流れてくることが期待できます。固めどりする中でギミックを組み込むことも意識しましょう。

二つ目の目的は、ドラフトの自由度と安定性を高めることにあります。デッキの骨格づくりを黒で完結することで、2色目は好きな色を組み合わせることができます。おすすめは勝率の高い黒赤か黒緑の流れに入ること。どちらも空いてなくて白か青を相方に選ばざるを得ないなら、青を選んだほうが勝率は高くなりますが、最終的にはレアやアンコモン次第となります。

各色と組み合わせたときのおすすめカードも見ていきましょう。

青との組み合わせ

フェアリーが多くなる組み合わせのため、≪呪文どもり≫を強く使えます。黒の各種呪文で協約のタネを確保できるので、≪縮小術の魔女≫や≪氷封≫を強く使える組み合わせでもあります。

赤との組み合わせ

≪ネズミ捕りの見習い≫はもちろんのことながら、協約呪文を活かせる≪レッドキャップの盗賊≫も点数を上げて取ります。≪かじりつく大合唱≫は黒赤の組み合わせが最も強く使えるので意識したいカードです。

緑との組み合わせ

≪虚ろの死体あさり≫は協約のタネとなり、本体も能力起動で5/4とブロックされにくいアタッカーなので早めに確保しましょう。協約持ちである≪僻境との対峙≫や≪小村の大食い≫も意識してピックします。≪僻境との対峙≫は土地事故防止になり、中盤以降は3/3のクリーチャーとしても扱えるので重要なカードですが、割と後半まで回ってくる印象です。

デッキ構築のポイント

  • 2マナ帯が重要
    ≪自惚れた魔女≫の出来事で役割トークンを生成するため、それのつけ先として、2マナクリーチャーを確実に展開できる構成を目指しましょう。
  • 呪文は少な目、クリーチャー多め
    出来事により強化や除去を兼ねるカードが多いので、純粋な呪文は5枚~6枚。クリーチャーは17~18枚にすることが多いです。目安ですが、出来事2枚につき呪文を1枚減らせる、と覚えておきましょう。

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他のカラーについてもそれぞれ強力ギミックを解説しています。

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