9枚覚えたら7勝完走できる!『霊気走破』クイックドラフト決め打ち攻略法【MTGアリーナ リミテッド】

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こんばんは。火花の学者、おじょーです。今夜は『霊気走破』クイックドラフトを決め打ちドラフトで攻略していきます。

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コンセプト

決め打ち攻略法とは

決め打ちドラフトとは、引いたパックの内容に関係なく、常に同じデッキで戦うことを目指すドラフト戦略です。色を固定することで必要なカードも絞られるので、結果的に覚えることが少なくてすみます。今回はたったの9枚覚えるだけでドラフトができるので、ドラフトに苦手意識がある方もぜひ挑戦してみてください。

やっぱりドラフトって、腕の差が出やすくてとっつきにくい、そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。最初は近道をしましょう。ドラフトはあなたが思ってるよりは簡単です。勝てて楽しい!そんな体験の一助となれば幸いです。

黒赤最高速度アグロとは

新キーワードの「エンジン始動!」は、相手のライフを削ることで速度が上がっていき、最高速度になるとカードが強化されるメカニズムです。

相手のライフを削る方法としては、クリーチャーによる攻撃が基本となりますが、黒赤という組み合わせでは、攻撃しなくても直接ライフを削る、いわゆる本体火力が使えます。本体火力で速度を上げて強化することで膠着状態を崩し、残り数点まで追い詰めたライフを本体火力で削りきる、というような形で勝利を目指すデッキです。

デッキ構成例

全体的な枚数配分は、クリーチャー17枚、土地17枚、その他の呪文6枚が基本となります。

クリーチャーや土地は17枚入れておくことで、初手7枚のうち平均約3枚という期待値計算になります。これにより、初動3ターン目までの動きを確保しやすくなります。

期待値という考え方で同様に、2マナのクリーチャーは初手に1枚以上確保したいので6枚入れます。この6枚という数を基準として、3マナ4マナとマナコストが重くなるにつれて枚数を減らします。これがマナカーブというものです。

カードの種類小分類枚数
クリーチャー呪文17
2マナ6
3マナ5
4マナ4
5マナ2
その他呪文6
除去3
本体火力2
強化呪文1
土地17

この環境特有の注意点として、多数の機体が収録されていることが挙げられます。機体は搭乗要員がいないと戦えないので、クリーチャーではなく、その他の呪文の枠でカウントします。多くても2枚程度にとどめておくのが無難です。

キーカード解説

エンジン始動

  • エンドライダーの触媒者…2マナ3/1。最高速度に達すると、タップで2マナ出せる。

比較的中盤まで戦っていけるパワー3というのが、アタッカーとして頼りになります。最高速度に達する4~5ターン目で、マナ加速により3マナのカードを一気に2枚も戦線に送り込むことで、相手の対処が追い付かないほどの攻勢を仕掛けることができます。

  • ミュータントの偵察員…3マナ2/3。2マナ起動で+1/+1修整。最高速度に達すると、3マナ払って墓地から追放でカードを1枚引ける。

パンプアップ能力を持っていて、序盤から終盤までずっと頼りになるアタッカーです。4マナ構えながら殴ると、ブロックする側としては4/5サイズを想定することになります。序盤では4/5に対して相討ち以上を取ることが難しく、結果的に攻撃が通りやすい印象です。

中盤戦では相手の大型クリーチャーと相討ちになりつつ、偵察員能力で手札を補充することも可能です。終盤まで生き残ったなら、マナをすべて注ぎ込んで、5点6点と重い一撃を叩き込むことができ、デッキの最高打点をたたき出すフィニッシャーにもなり得ます。

  • 駆け抜ける油吸い…5マナ3/3、飛行、速攻。最高速度に達すると絆魂を持つ。

飛行クリーチャーとしては大型の部類で、ブロックしづらい打点として強いプレッシャーをかけることができます。速攻を持っていることで、奇襲的に速度を上げられる点も優秀です。最高速度に達すると絆魂を持ち、アグロ相手のライフレースが一気に楽になります。

本体火力

  • 捨て身のダイナマイト持ち…1マナ1/1。死亡時に好きな対象に1点のダメージ。

1マナながらタフネス2のクリーチャーと相討ちできるので、初手に出せれば2~3回は攻撃に参加できるイメージです。中盤以降も確実に1点はダメージを与えられるので、文字通り捨て身の突撃をさせることもよくあります。

  • 契約人形の恐怖…4マナ3/4。アーティファクトが出るたびに1点ドレイン。

出すだけで相手のライフを1点奪い、速度を1段階上げることができる点が有能です。2マナ3マナで順調にエンジン始動できていれば、最高速度はもはや目前。ゲーム展開を加速できます。

アーティファクトを連打することで、2点3点と更なるダメージを稼ぐこともあります。デッキやプレイがゆがまない範囲で、アーティファクトが5~6枚程度入っていて、2点程度稼げれば充分という感覚です。

  • 危険な近道…3マナソーサリー。カードを2枚引き、お互いに2点のライフを失う。

手札を補充しつつ相手のライフを削る動きが強力で、最高速度の確実性を高めつつ、手札が減りにくくなるので、長期戦も安定して戦えるようになります。5~6ターン目ぐらいに最高速度に到達しつつ、残った2マナでもうワンアクション取れると理想的な動きとなります。

除去

  • 不気味なガラクタ…1マナアーティファクト。出た時クリーチャー1体に-2/-2修整。

相手のクリーチャーを除去しつつ、盤面にアーティファクトを出せるというのがポイントで、先ほどの《契約人形の恐怖》とも相性抜群です。1マナと軽いので他のカードとまとめて出すことも容易なうえに、起動型能力で諜報までついており、テキストにスキが見当たりません。

  • 稲妻の一撃…2マナインスタント。好きな対象に3点のダメージ。

本体火力兼除去であり、2マナという軽さで、4マナ帯までのクリーチャーを除去できます。プレイヤーに直接ダメージを与えることもでき、最後の数点を削りきるという使い方もあります。

あまりおすすめはしないものの、最高速度に到達しつつクリーチャーを強化する使い方も一応可能です。

  • スピン・アウト…3マナインスタント。クリーチャーや機体1体を破壊する。

サイズを問わず破壊できる貴重な除去であり、黒赤という組み合わせの中では最高の確定除去です。特に赤や緑の到達持ちクリーチャーや、戦闘で対処しづらい厄介なシステムクリーチャーが、軒並み稲妻耐性を持っているので、役立つ場面は非常に多いです。

その他候補カード

2マナ以下のクリーチャー

  • エンジンのネズミ…1マナ1/1、接死。6マナ起動で相手のライフを2点削る。

接死を持っているので、相手の巨大な地上クリーチャーに対する抑止力になります。また、6マナと重いものの、毎ターン確実にライフを削ることも可能です。

  • 残骸の木人…2マナ1/3、飛行。出た時諜報2。

諜報により、将来的な手札を整えることができる点が見た目以上に強力です。飛行を持っているので比較的攻撃を通しやすいのもうれしい。到達持ちが出てくるのが基本4ターン目なので、それまでには除去も構えておきたいところです。また、《契約人形の恐怖》の能力を誘発できるアーティファクトである点も評価できます。

  • 歩く石棺…2マナ2/1。最高速度に達すると3/3になる。

序盤のエンジン始動要員にもなりつつ、中盤以降は3/3と腐りづらいアタッカー。《契約人形の恐怖》の能力を誘発できるアーティファクトである点も評価できます。

3マナクリーチャー

  • 不気味な投槍手…3マナ3/2。攻撃クリーチャー1体に+1/+0修整。

パワー4に達するクリーチャーが思った以上に少ない上、《稲妻の一撃》でも3点止まりとなるため、タフネス4の壁を突破しづらいです。このカードを採用することで、攻撃が止まらなくなるので、結構やり手です。

  • ゴブリンの偵察員…3マナ3/2、トランプル。最高速度に達すると、3マナ払って墓地から追放でカードを1枚引ける。

3マナ3/2というサイズは平凡なものの、アタッカーとして必要なスペックは持っています。比較的序盤に相討ちしやすいものの、偵察員能力で手札を補充できるので、むしろ相討ち上等で積極的に攻撃していきたいところです。

  • ガスタルの爆発屋…3マナ3/2。出た時、クリーチャーや機体を生け贄に、アーティファクト1つを破壊できる。

自分自身を生け贄に捧げることもできるので、実質3マナのアーティファクト除去として扱うこともできます。無理して生け贄要員を探す必要はありませんが、デッキがゆがまない程度に採用できる範囲だと、《捨て身のダイナマイト持ち》あたりと相性がよさそうです。

4マナクリーチャー

  • 残骸撤去車…4マナ3/4。出た時と攻撃時、墓地のカードを1枚追放して、1点のライフを得る。

墓地利用デッキも結構多い環境なので、墓地対策として優秀です。出した時点で仕事をする上に、毎ターン攻撃することで墓地を複数枚除去できるのもうれしいです。

5マナ以上のクリーチャー

  • 雷頭の砲手…5マナ4/5、到達。毎ターン1回、カードを1枚捨てて1枚引くことができる。

攻めてよし守ってよし、4/5というサイズがまず目を引きます。到達も持っており、コモンの飛行クリーチャーはすべて止められるので、飛行対策としても信頼性が高いです。また、毎ターン手札を入れ替える能力を持ち、中盤以降の安定性を担保してくれます。

  • キチン質の墓地歩き…6マナ5/4。墓地にあるアーティファクトやクリーチャーカードの枚数分、コスト減。

クリーチャーの相討ちで自然と墓地がたまるため、4マナ5マナで出せるようになります。5マナでも悪くないが、うまくクリーチャーを墓地に送り込んで4マナで出せると強力です。

その他呪文

  • 限界突破出力…2マナインスタント。クリーチャー1体に+1/+1カウンターと接死と破壊不能を付与。

戦闘中に使うことで実質除去のように扱うことができ、更にクリーチャー1体が半永久的に強化されます。これを構えていると躊躇なく攻撃に向かえるのがとても強いです。

相手の除去から守ったりすることも可能ですが、追放除去やマイナス修整も結構多かったりするのと、相手のターン中に構える動きがあまり強くないので、自分のターン中に攻撃に使うのがおすすめです。

  • 燃焼ロケット…2マナ機体、瞬速。出た時クリーチャー1体に+2/+0修整とトランプル付与。

サイズ的に不利な相手を相討ちに持っていったり、相手のチャンプブロックをぶち抜くのに使えます。強化呪文として使った後は、適当な1マナクリーチャーを搭乗させることで、3/1のアタッカーとしても運用できる点が優秀です。

  • 衝突と炎上…4マナインスタント。機体1体を破壊する or クリーチャー1体に6点のダメージ。

ほとんどのクリーチャーを除去でき、実質確定除去として機能します。除去できないのは、コモンだと消尽後の《砂丘の危険》ぐらいでしょうか。マナコストも4マナと現実的な範囲内です。

関連動画

ドラフト7勝デッキのプレイ動画をyoutubeにて投稿しておりますのでこちらもご覧ください。08:09 あたりから実践編となります。チャンネル登録・高評価もぜひよろしくお願いします!

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