クイックドラフト攻略法!ストリクスヘイヴン:魔法学院編【MTGアリーナ リミテッド】

クイドラ決め打ち攻略

はじめに

こんばんは。墨の決闘者、おじょーです。私はシルバークイル大学を首席で卒業しました(=シルバークイルドラフトでミシック到達しました)。そこで今夜はクイックドラフト最速攻略法と銘打って、私が結果を出した手法についてご説明します。

はじめての方でも失敗しにくい効率的なドラフトの戦い方について、大きく三つのステップに分けてご説明します。ドラフトがはじめてだという方も、基本からしっかり解説していきますのでどうぞお付き合いください。

  • ステップ1 使う色を決める
  • ステップ2 基本レシピを覚える
  • ステップ3 カードの優先順位を覚える

ドラフトとは

開けたばかりのパックからカードを1枚ずつ取っていき、集めたカードのみで対戦を行う試合形式(フォーマット)です。

カードを持っていなくても遊べますので、これからカードを集めていきたいというMTGアリーナ初心者の方にもおすすめです。

関連動画

この動画は下記の動画をもとに再構成しています。特に「ステップ3 カードの優先順位を覚える」の部分についてはマナコスト別に整理し、より覚えやすい形に書き換えています。

ステップ1 使う色を決める

基本方針は決め打ちというドラフト戦略です。すなわち、シルバークイル第一志望で白と黒のカードのみをドラフトしつづけるということです。

何回目のドラフトであっても、たとえ1パック目でマグマオパスを引き当てたとしてもそれとは関係なく白と黒のカードのみをピックします。

デッキの完成形をあらかじめ決めておき、不足するカードを補充していくイメージとなります。もっと有り体に言ってしまえば、あらかじめ構築しておいたデッキを持ち込むかのようなイメージです。

決め打ちドラフトのメリット

決め打ち戦略により覚えるべきカードを絞ることでピック基準が明確で安定したドラフトができるようになります。

ストリクスヘイヴンには338種類ものカードが収録されていますが、白黒に関係するカードに絞ると130種類程度、そのうち覚えていきたいのはほんの30種類程度です。これぐらいなら割とすぐに覚えられそうな気がしませんか?

ストリクスヘイヴン:魔法学院収録カード338種類
そのうち白黒に関係するカード130種類程度
そのうち覚えていただきたいカード30種類程度

シルバークイル大学の強み

シルバークイル最大の強みとして、コモンのみでデッキが組めるということが挙げられます。特にクイックドラフトでは他のプレイヤーとのカードの取り合いが起こらないこともあいまって、カードが不足するリスクがほとんどありません。

他の大学を圧倒する高い勝率を誇り、安い速い強いの三拍子そろったコスパの高い大学となります。この就職難の時代でも迷ったらシルバークイルに進学すればまず間違いありません。就職にも強そう(偏見)

色の組み合わせ勝率(17lands.com調べ)
シルバークイル(白黒)60.2%
クアンドリクス(緑青)56.6%
ウィザーブルーム(黒緑)54.7%

シルバークイル一本でいくと腹が決まったところでデッキの具体的な組み方を見ていきましょう。

ステップ2 基本レシピを覚える

デッキの基本形はこのようになります。

2マナクリーチャーが6枚程度と最も多く、3マナ、4マナとコストが増加するにつれ枚数を減らしていきます。戦闘をサポートする呪文が7枚、講義はできれば2~3枚程度欲しいところです。

立ち回り

2マナ3マナと序盤からクリーチャーを展開し呪文で強化しながら戦います。相手のクリーチャーは軽めの呪文でいなしてブロックを防ぎながら攻撃を通していきます。そして相手の準備が整うよりも先にライフを削り切ることを目指していきます!

ステップ3 カードの優先順位を覚える

覚えていただきたいカードは全部で33枚。ピックの優先順位に沿ってご紹介します。

  1. キーカード
  2. 除去(特にコスパの高いもの)
  3. 軽量クリーチャー(2、3マナ)
  4. 重量クリーチャー(4マナ)
  5. その他呪文(強化呪文など)

わかりやすい形に整理しなおすとともに最新の統計の結果を反映しました。動画投稿当時と比べ、いくつかカードの順位が入れ替わっていますがご了承ください。

キーカード、除去

30枚覚えられる自信がない方でも、この10枚だけでもしっかり覚えていきましょう。 左に行くほどより優先順位が高くなります。

  • 拡張解剖学…クリーチャー1体に+1/+1カウンターを2個乗せる講義カード。ストリクスヘイヴンで文句なしのトップコモンです。どれぐらい強いかというとオニキス教授やレオニンの光写しといった名だたるレアを押さえて更に上位の勝率貢献度を誇ります。(講義:履修の効果によって手札に加えることができる)
  • 象徴学の教授…2マナ2/1と充分なサイズを持っていながら、履修により拡張解剖学などをはじめとした講義カードをスムーズに確保できる最高のカード。これに限らず、履修をもつクリーチャーは全体的に評価が高めです。(履修:講義カードを1枚手札に加える。手に入れる講義カードがなければ、手札を引き直すことを選んでもよい)
  • 墨の決闘者、キリアン…威迫、絆魂と戦闘を有利にする能力に加え、除去や強化呪文などのコストを下げる能力が強力。まぎれもなくシルバークイルの軸となるカードです。(威迫:2体以上のクリーチャーによってしかブロックされない。絆魂:与えたダメージ分ライフを回復する)
  • 墨獣召喚学…2/1飛行を展開する講義カード。象徴学の教授などからマナカーブ通りに展開できる3マナというのも評価を上げている一因。(飛行:飛行を持たないクリーチャーにブロックされない)
  • 侮辱…相手の手札を抜きつつクリーチャー1体を強化。できれば4ターン目くらいに相手のキーカードを抜きつつ2マナのクリーチャーと一緒にプレイしたい。
  • 締めくくりの声明…相手のクリーチャーを破壊しつつクリーチャー1体を強化。終了ステップに使った場合に限りコストダウンですが、コンバットトリックとして戦闘中に使い、相手のクリーチャー2体をまとめて対処するのに使えるとおいしい。
  • 落第…相手の手札が少ないほど大きなマイナス修整。条件が揃えばほとんどのクリーチャーに対処できますが、相手の手札の数え間違いに注意!
  • 悪意の打ちつけ…1マナで+2/-2修整と軽めのコストで相手のクリーチャーをさばけるので重宝します。条件さえそろえば味方のクリーチャーの強化、最後の押し込みにも。
  • 取り除き…3マナ以下のクリーチャーを1体破壊。3マナ以下でも厄介なクリーチャーはそこそこいるので結構仕事します。4マナ以上のクリーチャーには効かないので仮にあっても2枚目はいりません。

軽量クリーチャー

  • 轟く語り部…2マナ2/2警戒というだけでも余裕で採用圏内。他のクリーチャーのもつキーワード能力を追加で得られるので、飛行クリーチャーなどと一緒に運用したい。(警戒:攻撃してもタップしない。飛行:飛行を持たないクリーチャーにブロックされない)
  • 検体探し…1/1のクリーチャーを展開しつつ履修。象徴学の教授同様、3マナの講義につなげやすいので結構お得。(履修:講義カードを1枚手札に加える。手に入れる講義カードがなければ、手札を引き直すことを選んでもよい)
  • ヒルの狂信者…自分のターンなら絆魂をもつ。実質的に1回の攻撃で4点ライフ差をつけてくれるのが結構ありがたい。(絆魂:与えたダメージ分ライフを回復する)
  • シルバークイルの初学者…魔技誘発でクリーチャー1体のパワー+1。強化呪文を使って攻めていきたいこのデッキにはかなりマッチした能力。(魔技:インスタントやソーサリーを唱えるたびに誘発する)
  • 熱心な一年生…魔技誘発で自身のパワー+1。シルバークイルの初学者ほどではありませんが結構攻めるには重宝します。
  • 陰影のフェイント…インスタントタイミングでクリーチャーを除去したり、2/1飛行を出すオプションもあるので扱いやすい呪文。
  • シルバークイルの誓約魔道士…魔技誘発で飛行か絆魂を得る。攻撃を通しやすい能力なので結構重宝します。
  • 汽水トラッジ…統計を眺めていて、なぜこの順位に?と首をかしげたのですが、パワー4という攻撃的なスペックに加え、絆魂などによりライフを得る機会は結構あり、復活させるのはそれほど難しくないようです。
  • 影翼の桂冠詩人…3マナ2/2飛行と標準サイズ。飛行クリーチャーが死亡したときの誘発型能力は、こいつ自身が真っ先に狙われるのでほとんど働く機会がないようです。
  • 星霜の巡礼者…ライブラリーから平地を手札に加えることでマナ不足による事故を防いでくれます。6マナの起動型能力で墓地から手札に戻せる能力も長期戦ではわりと重宝します。

重量クリーチャー

  • 戦闘学の教授…4マナ2/3飛行の本体サイズに加え、戦闘開始時にクリーチャー1体のパワー+1と警戒付与。もともとエース級の評価だったのですが履修・講義関連が評価されるにつれ順位を落としました。とはいえ決定力は当然健在。優先して取りたいカードの1枚です。(飛行:飛行を持たないクリーチャーにブロックされない。警戒:攻撃してもタップしない)
  • 魔道士狩り…対戦相手がインスタントやソーサリーを唱えるたびに1点のダメージ。履修講義や魔技誘発のために連続して唱える機会が多いので、結構ダメージを稼げるんじゃないでしょうか。(履修:講義カードを1枚手札に加える。手に入れる講義カードがなければ、手札を引き直すことを選んでもよい。魔技:インスタントやソーサリーを唱えるたびに誘発する)
  • 湿原のスペクター…4マナ2/3飛行とサイズは充分。6マナの起動型能力で更にライフを2点吸ってくれるので、除去されなければそのまま決着までもっていってくれます。
  • 悪意に満ちた部隊…2/2接死とサイズは控えめですが、死亡したときに他のクリーチャーに+1/+1カウンターを移し替える能力は結構やり手。ライフが減った相手に除去するかダメージを受けるかの選択肢を迫ることができます。(接死:クリーチャーに1点以上のダメージを与えたら破壊する)
  • 大図書棟の助手…2/1飛行というサイズは及第点。墓地のインスタントやソーサリー呪文を使いまわせる能力も状況次第でまあまあ活躍します。
  • オーリンの盾魔道士…3/3飛行を単独で止められるクリーチャーはほぼいません。更に護法コストとしてライフ3点の支払いを要求するため、そもそも支払えるライフがないところまで追い詰めると除去もされなくなりそのままゲームが終わります。(護法:呪文や能力の対象になった時、追加コストを支払わない限り、その呪文や能力を打ち消す)
  • 柱落としの救助者…長期戦になった時は3マナ以下のクリーチャーを墓地から回収する能力が結構重宝します。
  • 終身書唱師…+1/+1カウンターが乗ったクリーチャーが攻撃するとライフを吸ってくれます。戦場に出たとき+1/+1カウンターを1個乗せてくれるので能力としては自己完結しているのも評価点。

その他呪文

  • 導きの声…クリーチャー1体に+1/+1カウンターを乗せつつ履修。拡張解剖学と合わせて超サイズのクリーチャーを生み出したりと強力です。(履修:講義カードを1枚手札に加える。手に入れる講義カードがなければ、手札を引き直すことを選んでもよい)
  • 休憩時間…クリーチャー2体をタップしつつ履修。ライフ残り数点の相手のブロッカーを排除してゲームセットまで導いてくれます。そうでなくても履修により追加の戦力を展開できるのもうれしい。
  • 輝く抵抗…呪禁を与えることでクリーチャー1体を守ってくれます。+2/+2修整もついているので最後の押し込みにも。(呪禁:呪文や能力の対象にならない)
  • 教授の警告…クリーチャー1体に+1/+1カウンターを乗せつつ破壊不能付与。軽いマナコストでクリーチャーを守ることができる。追放除去やマイナス修整からは守れないので要注意。(破壊不能:ダメージや破壊効果によって破壊されない)
  • 本質の注入…クリーチャー1体に+1/+1カウンターを乗せつつ絆魂付与。追加の強化呪文として。

実践編

ここまでを踏まえて私が実際に七勝を達成したデッキの具体例も見ていきましょう。

墨の決闘者、キリアン、戦闘学の教授をはじめとした強力なクリーチャーに加え、拡張解剖学などの講義もばっちり押さえています。3マナ帯の不安要素を補って余りあるデッキに仕上がりました。

ドラフトの様子を動画にも収めています。もしよろしければこちらも参考までにご覧ください。6:15あたりから実践編となります。

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