格安の殿堂赤単ゴブリン！最新アップデート版【MTGアリーナスタンダード】

はじめに
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デッキリスト
解説
実践編

はじめに

こんばんは。火花の学者、おじょーです。赤いデッキをこよなく愛するプレインズウォーカーです。

今夜も前回同様Untapped.ggに掲載された、ランク戦最前線で活躍するデッキを眺めていたところ、非常に興味深い赤単デッキを見つけてしまいました。というのも、レア4枚神話レア0枚という、他の追随を許さない圧倒的安さでありながらメタの一角に食い込むほどの活躍を見せているというのです。

そのデッキというのが赤単ゴブリンです。

以前にも何度か取り上げたデッキであり、新セットのカードは1枚も含まれてませんが、より洗練されたリストとして仕上がっているようですので最新アップデート版としてぜひおすすめさせてください！

デッキリスト

安さ ☆☆☆
速さ ☆☆☆
強さ ☆

インポートはこちらから

4 火刃の突撃者 (ZNR) 139
4 ゴブリンの投槍兵 (AFR) 144
4 地割れの魔術師 (ZNR) 140
4 グロータグの虫捕り (ZNR) 142
4 雄叫ぶゴブリン (AFR) 132
3 ゴブリンのモーニングスター (AFR) 145
4 ホブゴブリンの山賊の頭 (AFR) 147
4 巨体のバグベア (AFR) 149
4 君は二匹のゴブリンを見つけた (AFR) 170
4 霜噛み (KHM) 138
21 冠雪の山 (KHM) 283

解説

キーとなるカードはこちらの2枚。ゴブリン全員を強化する、いわゆるロード能力を持つクリーチャーですね。ゴブリンを並べてロードで強化して攻める。コンセプトは単純明快です。

雄叫ぶゴブリン…2マナ2/2という標準サイズに加え、起動型能力により4マナ3/2速攻としても運用可能。集団戦術により、攻撃時の合計パワー6以上であれば1/1のゴブリンを出す誘発型能力もあるため、起動型能力のゴブリン全体強化効果とも相性がよい。(速攻：出たばかりでも攻撃できる)
ホブゴブリンの山賊の頭…3マナ2/3。存在しているだけでゴブリン全員を強化。また、ターン中に出たゴブリンの数ぶんのダメージを与える除去も内蔵。

注目のゴブリン

グロータグの虫捕り…2マナ1/2で攻撃時にパーティーメンバーの数ぶんだけパワー+1。自分自身がとりあえず戦士なので攻撃時は2/2と標準サイズです。≪地割れの魔術師≫≪ホブゴブリンの山賊の頭≫がそれぞれウィザード、ならず者なので、これらのクリーチャーがいるとそれぞれパワー+1となり、このデッキにおける最高打点となります。(パーティー：戦士、クレリック、ならず者、ウィザードの4つの役職で構成され、各役職についてそれぞれ1体までがパーティーメンバーとして数えられる)

ミシュラランド不採用！？

土地を21枚と切り詰めていて、ミシュラランド(クリーチャー化能力を持つ土地)を一切採用していないのも大きな特徴です。

本来であれば土地事故を軽減するためのミシュラランドですが、このデッキでは逆に事故要素になるということでしょう。土地事故を恐れてミシュラランドを採用して逆に事故を起こすぐらいなら、デッキをとにかく軽くして手数で勝負！という発想が潔くて素敵です。

個別カード解説

火刃の突撃者…1マナ1/1。死亡したときにパワー分のダメージを与える能力。これにより最低でもタフネス2のクリーチャーと相討ちが取れるほか、最後のライフ1点の押し込みなど活躍の場は多岐にわたる。このほか≪ゴブリンのモーニングスター≫を装備することで速攻を得られることは覚えておきましょう。(速攻：出たばかりでも攻撃できる)
ゴブリンの投槍兵…1マナ1/1速攻。ブロッカーに1点のダメージを与える能力を持ち、タフネス1のクリーチャーでのブロックは許さないばかりか、≪霜噛み≫と合わせるとタフネス4くらいまでは余裕で射程圏です。最低でもタフネス2のクリーチャーと相討ちが取れるのがうれしい。
地割れの魔術師…2マナ2/1とタフネスの低さに不安を覚えるが、手札を入れ替える能力により引きすぎた土地を捨てたり、土地が引けないときに重いカードを捨てたりすることでドローの安定性を高めてくれる。ウィザードでもあるため、≪グロータグの虫捕り≫の打点を引き上げる役目も担っている。

ゴブリンのモーニングスター…戦場に出たときに1/1ゴブリンが出てくる…というよりは、1/1のゴブリンのおまけとして装備品がついてくるといったほうが実態に近い。装備コストは軽くはないが中盤以降余ったマナで再装備するには差し支えない程度です。
巨体のバグベア…3マナ3/3速攻というこのデッキにおける最大級サイズ。がっしりしたサイズで中盤戦を担ってくれます。
君は二匹のゴブリンを見つけた…2つの選択肢があり柔軟に使いやすいカード。基本的には相手のターン終了時に「・仲間にする」――1/1のゴブリンを2体出すほうを選びたい。終盤は「・突撃する」――味方のクリーチャー全員のパワー+2によりフィニッシャーとしても運用可能です。