こんばんは。火花の学者、おじょーです。
今夜は『久遠の終端』のクイックドラフトで7勝完走を達成した、赤緑アグロをご紹介していきます。ドラフトに苦手意識がある方にこそ試してほしい。簡単なのに勝てる手抜きレシピです。
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コンセプト
このデッキは、パワー4のクリーチャーを連打して、相手が泣くまで殴って勝つ!そんなデッキです。赤緑は、パワー4が特に多い組み合わせで、相手を殴り切ることに特化することができます。
このパワー4という数値ですが、ライフ20点をちょうど5回の攻撃で削り切ることができ、攻撃面で非常に効率の良い数値です。こうしたダメージ効率の高いクリーチャーを2体3体と次々に展開すれば、必然的に相手は防御に回らざるを得ません。
しかし、除去の数にも限りがあり、どこかで対処が漏れる。そうしたスキを逃さずに狩る。それが赤緑の哲学です。
デッキ構成
今回赤緑で目指していくデッキ構成はこんな感じです。

カードの種類 | 小分類 | 枚数 |
---|---|---|
クリーチャー呪文 | 17 | |
2マナ | 6 | |
3マナ | 5 | |
4マナ | 4 | |
5マナ | 2 | |
その他呪文 | 6 | |
除去 | 2 | |
強化呪文 | 4 | |
土地 | 17 |
土地は17枚
初手にほぼ3枚、6ターン目には5枚目が引ける期待値で、毎ターン土地を置いてスムーズに展開できる形です。アリーナのドラフトデッキはデフォルトが17枚なので、特にいじらなくてOKです。
クリーチャーも17枚
こちらも6ターン目までに5枚引ける計算で、2ターン目から毎ターン展開していくにはちょうどいい枚数です。
特に重要なのが2マナのクリーチャーです。6枚入れておけば、初手に1枚以上引ける期待値になり、2ターン目からしっかり動けます。
この6枚という数字を基準として、3マナ、4マナとコストが増えるにつれて枚数を減らしていく、という形がいわゆるマナカーブです。このように構成することで、序盤から確実に動ける安定したデッキになります。
そして、残りが6枚となるわけですが、今回のデッキで特に注意したいのがこの6枚の部分です。
ワープ能力を活かす構成にする

- ドリックスの命運を定めし者…4マナ3/2。出たときクリーチャー1体に+1/+1カウンターを乗せる。
3/3をパワー4に押し上げる動きが強力で、このカードの真価はワープで唱えることにあります。
ワープできるかどうかが、そのまま勝率に直結すると言っても過言ではありません。だからこそ、2マナ、3マナのクリーチャーをしっかり展開し、常にワープ先の対象を確保できるように構成する必要があります。
デッキ構成例では、このカードをクリーチャー枠ではなく強化呪文枠として数えています。つまり、このカードとは別に、クリーチャーを17枚確保することが構築のポイントになるわけです。
タフネス5への回答


もう1つのポイントは、タフネス5への回答を必ず用意することです。
パワー4を中心に攻める戦略なので、タフネス5のブロッカーを出されると途端に止まってしまいます。このセットは特にマナが伸びやすい環境なので、タフネス5のブロッカーも珍しくはありません。
ここを突破するために重要なのが《軌道からの突入》です。タフネス5の壁を突破できる貴重な除去であり、パワー4で攻める戦略を最後まで押し切るために、この1枚が大きな役割を果たします。
その他おすすめカード
飼育係のメカン

- 2マナ1/3。7マナ起動で、クリーチャー1体に+4/+0修整。
いきなり4マナにジャンプして主力を展開する動きが強力です。マナが充分伸び切った後は、起動型能力によってどんなクリーチャーもアタッカーに変えてしまうことができます。
解氷をもたらす者

- 3マナ4/2。出たときと死亡時に諜報1。
3マナでパワー4と軽くて強い。4ターン目から攻撃できるアタッカーは貴重なので、3マナ帯の中でも優先的に確保したい1枚です。
カヴの新天地探し

- 4マナ4/3、威迫。出たとき着陸船を出す。
パワー4で威迫持ちと、求める条件がしっかり揃っています。また、次のターンに着陸船を切りながら、《ドリックスの命運を定めし者》のワープを使うという動きも、マナを効率よく使えていい感じです。
生体合成の発露

- 2マナインスタント。クリーチャー1体に+1/+1カウンターを乗せて、到達、トランプル、破壊不能を付与する。
クリーチャーを除去から守るだけでなく、3/3を4/4に引き上げたり、タフネス5への回答にもなりうるので、やれることの幅が広く重要です。
ドラフト指針
決め打ちドラフト
パックの内容にかかわらず、常に同じデッキで戦うことを目指します。そうすることで、ピックの基準がブレることなく、一貫したドラフトになります。今回の場合は、必ず赤緑アグロに向かっていき、パワー4で殴る!これが唯一絶対のピック指針です。
除去の取りすぎに注意
除去を取るのに手数を使いすぎると、ワープ能力をうまく使えず、目に見えないところで勝率が落ちてる感じがします。ワープを活かしきること。デッキ全体の構成を見据えるのが大事です。
軽いカードを優先
先ほどの繰り返しになりますが、できるだけ軽めというのが、ワープを使いこなすコツです。4マナのほうは一周するのに、3マナのほうは全然戻ってこないんですよね。そういう意味でも、3マナのほうから拾っておくべきシーンがあります。
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