エルドレインの森リミテッドコモン除去の有効範囲と評価

こんばんは。火花の学者、おじょーです。

リミテッドにおいて除去は重要です。しかし、複数の除去をピックする機会に恵まれたときに、どちらをピックするべきか瞬時に判断がつきますか？例えば≪がぶりんご飴≫は結構強そうだけど、実際どのくらい強いのか？≪塔の点火≫と呪われし者・役割・トークンだったらどっちが強いか正確に評価できますか？

コモン除去の強さを具体的に数値化・比較するための試みとして、それぞれの除去について有効となるコモンクリーチャーの数を調べてみました。

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すべてのコモンクリーチャーに有効

これらの除去は55枚すべてに有効となります。なお、マナコストの重い、軽いであったり、バウンスと破壊、追放の間の優劣は考慮しないものとします。

取り籠め…2マナエンチャント。クリーチャー1体の攻撃やブロックを封じる≪平和な心≫能力に加え、3マナの起動型能力により追放することも可能。一部のシステムクリーチャーに対しては合計5マナを要するものの、問題なく除去することができると判断。
ジョハンの一時凌ぎ…4マナソーサリー。土地でないパーマネントを手札に戻す。いわゆるバウンスの例に漏れず、手札に戻したクリーチャーを出しなおされてしまうのがネックではあるが、一応すべてのクリーチャーに効くことは効く。
紛らわしい光塵…4マナソーサリー。クリーチャー1体をライブラリーに戻す。上に置くか下に置くかは対戦相手が選ぶ。上に置くと出し直しできるもののドローがロックされるので、よほどのボムレアでもない限り普通は下に置くことを選択する。ほぼほぼ確定除去と見て問題ない。
誓い破り…5マナソーサリー。クリーチャー1体を破壊する。文句なしの確定除去。5マナと重く、ダブルシンボルにつきタッチでの運用も不可。

確定除去に次ぐ範囲の広さであり、ほぼ確定除去といっても過言ではない広範囲の除去。

がぶりんご飴…2マナインスタント。協約時の-5/-5修整を基準とすると有効範囲は54枚。耐性を持っているのは≪小村の大食い≫(6マナ6/6トランプル)のみとなります。すごい除去なんじゃないかと薄々思ってはいたが改めて数値化すると本当にヤバい。
氷結往生…2マナソーサリー。クリーチャー1体をタップし麻痺カウンターを乗せる。タップ状態でも関係なく能力が働くシステムクリーチャーが2体ほどいるので、有効範囲は53枚と判断。まあ誤差の範囲です。
乱入…4マナソーサリー。4点火力。タフネス5以上のクリーチャーが3枚存在するため、有効範囲は52枚。がぶりんご飴と比べると2枚ほど差が出てきますが、それでもまあまあ確定除去といってもいいんではないでしょうか？
ケランの光刃…2マナインスタント。協約すればタフネスに関係なく、攻撃かブロックしているクリーチャーを破壊できます。そもそも攻撃やブロックしてこないであろうシステムクリーチャーには効き目がないため注意しましょう。有効範囲は50枚程度になります。

いわゆる軽量除去の類。

呪われし者・役割・トークン…基本的に青が生成する役割・トークンであり、クリーチャー1体の基本のP/Tを1/1にする。もともとP/Tが1/1のクリーチャーや、システムクリーチャーなどでそもそも戦闘する必要がないクリーチャーには無効といっていい。そういったクリーチャーを除いたときの有効範囲は46体とカウントできます。
塔の点火…1マナインスタント。協約なしで2点火力の場合の有効範囲は27枚。協約すると3点火力となり、有効範囲は44枚に広がります。1マナインスタントとしては範囲が広く優秀です。
立ち入り禁止…2マナソーサリー。ベルーナの門番の持つ出来事で、3マナ以下のクリーチャー1体を手札に戻す。有効範囲は38枚。
大釜への給餌…3マナインスタント。3マナ以下のクリーチャー1体を破壊する。有効範囲は≪立ち入り禁止≫と同じく38枚。範囲が同じでバウンスか破壊かの違いはあるものの、2マナで打てて6マナクリーチャーがついてくる≪立ち入り禁止≫のほうが強そう。

ここから一気にピンポイント気味になっていきます。

密告…1マナインスタント。いわゆるタフ1いじめ。有効範囲は14枚。マイナス修整なのでコンバットトリックとしても有用です。
コイン弾き…3マナインスタント。同じくタフ1いじめで有効範囲は14枚。コストは重いもののマナ加速しつつ手札を増やせるかもしれない。というか、コイン1枚で落ちるクリーチャーって一体なんなんだ。フェアリーか。
武勇の時…3マナインスタント。素でパワー4以上のクリーチャーは意外と少なく、有効範囲は9枚。各種役割エンチャントによりパワーが上がりやすい環境ではあるので、パワー3+役割を視野に入れるなら25枚くらいには増えます。
蜘蛛の食事…3マナソーサリー。よくある緑の飛行対策。有効範囲は7枚。昔からピンポイント気味だなとは思っていたが、具体的に数値化するとあまりにもピンポイントすぎる。