赤単ハイブリッドアグロデッキ解説!フェロキドンが環境デッキにぶっ刺さってます【MTGアリーナ エクスプローラー/パイオニア】

赤単アグロ

こんばんは。火花の学者、おじょーです。直近の大会でも結果を出している、今一番アツい赤単「ハイブリッド」アグロをご紹介します。中でもひときわ目を引くのは4枚フル投入された≪暴れ回るフェロキドン≫!そこにはどのような意図があるのでしょうか……。

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デッキリスト

フォーマット

MTGアリーナ BO1 エクスプローラーおよびヒストリックフォーマットでも使用可能なメインデッキ60枚のリストとなります。

インポート用リスト

デッキ
4 熊野と渇苛斬の対峙 (NEO) 152
4 僧院の速槍 (BRO) 144
4 大歓楽の幻霊 (JOU) 94
3 航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ (KLR) 133
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
4 暴れ回るフェロキドン (XLN) 154
3 朱地洞の族長、トーブラン (ELD) 147
4 火遊び (MID) 154
4 稲妻の一撃 (DMU) 137
2 エンバレスの宝剣 (ELD) 120
2 棘平原の危険 (ZNR) 166
1 髑髏砕きの一撃 (ZNR) 161
12 山 (ANA) 7
4 バグベアの居住地 (AFR) 254
4 ラムナプの遺跡 (AKR) 326
1 エンバレス城 (ELD) 239

構築コスト(ワイルドカード枚数)

  • コモン 4枚
  • アンコモン 18枚
  • レア 23枚
  • 神話レア 3枚

パック開封により上記枚数のワイルドカードを集める場合、約138パック必要となります。無料分ゴールドのみでパック購入代金を稼ぐ場合、約184日かかります。

関連動画

フェロキドン君が環境デッキに刺さって存分に暴れ回るプレイ動画をどうぞご覧ください。

解説

デッキの大まかな分類としては、軽量クリーチャーを展開してガンガン攻めていく速攻デッキとなります。中でもひときわ目を引くのは、4枚フル投入された≪暴れ回るフェロキドン≫です。流行りのデッキの多くに対しても有効であることから、3マナ帯のクリーチャーの中でも優先度は年々上がっています。

  • 暴れ回るフェロキドン…3マナ3/3威迫。ライフゲインを禁止する能力に加え、クリーチャーが出るたびにプレイヤーにダメージを与える能力。特に前者の能力は赤単アグロが苦手とする白緑天使やシェオルドレッドに対する優れた回答となる他、後者の能力も白単や緑系エルフなど横並べを得意とするデッキに有効。これらのデッキに対してはサイズ負けしやすいものの、威迫を持っていることでブロックされずに攻撃を通せるというのがよくできている。(威迫:2体以上のクリーチャーによってしかブロックされない)

もう一つの大きな特徴としては、火力呪文や≪大歓楽の幻霊≫など、対戦相手に直接ダメージを与えることで勝利を目指すバーンデッキとしてのギミックと、多数のクリーチャーを≪朱地洞の族長、トーブラン≫≪エンバレスの宝剣≫などで大幅強化するクリーチャーアグロとしてのギミックをうまく取り入れて両立しているところにあります。

いわばバーン型とアグロ型のハイブリッドとも呼べる型で、昨年12月のエクスプローラーアンソロジー2にて≪大歓楽の幻霊≫が実装されたことを契機に使われ始めた印象です。その後200人規模の大会における頂点に立つなど、現環境における主流派となっています。

  • 僧院の速槍…1マナ1/2速攻、果敢。≪稲妻の一撃≫などの火力呪文を打つたびにサイズアップするので、単純に相手のライフを削るスピードがえげつないだけでなく、迂闊なブロックも許さない。スタンダードどころかモダン、レガシーにおいても一線級。説明不要の最強1マナクリーチャーです。(速攻:出たばかりでも攻撃できる、果敢:クリーチャーでない呪文を唱えるたび、ターン終了まで+1/+1修整)
  • 大歓楽の幻霊…2マナ2/2。プレイヤーが3マナ以下の呪文を唱えるたびに2点のダメージ。これは自分も例外ではないので注意。2点4点とダメージを確実に稼ぐことができ非常に強力ゆえモダンやレガシーといったさらに下の環境でも使われます。
  • 航空戦を強襲する者、カーリ・ゼヴ…2マナ1/3、先制攻撃、威迫。2/1の「ラガバン」と共に攻撃する。1枚で2体分のクリーチャーとして攻撃できる能力を持ち、さらに本体は威迫を持っているため、3体以上のブロッカーがいなければ最低1点以上のダメージを通すことができる。後述の≪朱地洞の族長、トーブラン≫や≪エンバレスの宝剣≫との相性も抜群です。(先制攻撃:通常よりも先に戦闘ダメージを与える、威迫:2体以上のクリーチャーによってしかブロックされない)
  • 朱地洞の族長、トーブラン…4マナ2/4。赤いものが与えるダメージをすべて+2。その効力はクリーチャーの戦闘ダメージだけでなく能力や火力呪文のダメージなどにも有効。赤のクリーチャーを多数展開した後に出すことで流れを一気に引き寄せる、言わずと知れた赤のフィニッシャー。
  • エンバレスの宝剣…6マナ装備品。瞬速。攻撃クリーチャーの数ぶんだけマナコストが軽減され、最大まで軽減するとわずか2マナでプレイできる。クリーチャーに「+1/+1修整」「二段攻撃」「トランプル」を付与することで、どんなクリーチャーでもフィニッシャーに変貌。(二段攻撃:戦闘ダメージを2回与える、トランプル:余った戦闘ダメージをプレイヤーに与える)

その他クリーチャー

  • 熊野と渇苛斬の対峙…1マナ英雄譚。第一章の章能力で対戦相手に1点、第二章の章能力でクリーチャーを強化。第三章で≪熊野の食刻≫に変身。2/2速攻に加え、≪熊野の食刻≫が出ている間はこちらの与えるダメージがすべて追放除去になります。都合3点以上のダメージを稼ぐことができ、1マナのカードとしては破格のコストパフォーマンスを誇ります。
  • 砕骨の巨人…3マナ4/3。呪文の対象になるたびにコントローラーに2点のダメージ。出来事≪踏みつけ≫により好きな対象に2点のダメージ。本体がすでにコスト比に優れているうえ、踏みつけによりカードアドバンテージを取れる。正直赤いデッキでこいつを採用しない理由を探すほうが難しい。

火力呪文

  • 火遊び…1マナ2点火力。プレイヤーに打った場合は占術によりドローの質を高めることができるのがうれしいところ。(占術:ライブラリーの一番上を見て、それを一番下に置いてもよい)
  • 稲妻の一撃…2マナ3点火力。基本的な性能を持つ火力呪文。
  • 棘平原の危険/棘平原の洞窟…土地としてプレイすることもできる1マナ1点火力。さらに死亡する代わりに追放するおまけつき。
  • 髑髏砕きの一撃/槌の山道、髑髏砕き…与えるダメージを調整可能かつ、最大2体までダメージを与えられる火力呪文。土地としてプレイすることもできるため、相手のデッキや盤面の状況に合わせて柔軟にプレイできる点が優れている。

土地

  • ラムナプの遺跡…都合5マナで2点火力に変換可能。赤マナを出すためには1点のライフを支払うデメリットこそあるものの、4枚積んでも特に支障はなし。
  • バグベアの居住地…都合5マナで3/2のクリーチャーとなり、出てくるトークンと合わせて都合4点分のダメージを与えることができます。3枚目以降の土地としてプレイするとタップ状態で出るデメリットを持つものの、4枚フル投入で問題ありません。
  • エンバレス城…都合4マナでクリーチャー全体に+1/+0修整。先に山が出てないとタップ状態で出るデメリットあり。全体強化の効果こそ強力であるものの、他2つと比較してクリーチャーが他にいなければ仕事しないというのもあり、山の枚数を確保するためにも枚数は抑え目にするのがいいと思う。

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