クイックドラフト攻略法!ゼンディカーの夜明け編【MTGアリーナ リミテッド】

クイドラ決め打ち攻略

はじめに

こんばんは。恐れなき探査者、おじょーです。なぜ今頃?というツッコミが聞こえてきそうなところですが、そんなの関係ねぇ!ということで今夜はゼンディカーの夜明けのクイックドラフトを手っ取り早く攻略していきます。

ドラフトという遊び方にあまりなじみがない、ドラフトに苦手意識がある、といった入門者、初心者の方から、勝率を安定させて手っ取り早くランク上げをしたいといった中級者以上の方のニーズにもお応えできるような内容を目指しています。

まずは2勝3勝、慣れてきたら4勝5勝を目指してクイックドラフトをばっちり攻略していきましょう!

はじめての方でも失敗しにくい効率的なドラフトの戦い方について、大きく三つのステップに分けてご説明します。ドラフトがはじめてだという方も、基本からしっかり解説していきますのでどうぞお付き合いください。

  • ステップ1 使う色を決める
  • ステップ2 基本レシピを覚える
  • ステップ3 カードの優先順位を覚える

クイックドラフトとは

開けたばかりのパックからカードを1枚ずつ取っていき、集めたカードのみで対戦を行う試合形式(フォーマット)です。

カードを持っていなくても遊べますので、これからカードを集めていきたいというMTGアリーナ初心者の方にもおすすめです。

ゼンディカーの夜明けというセット

4つの役職を持ったクリーチャーが存在し、戦士、クレリック、ならず者、ウィザードの4つの役職でパーティーを構成します。ドラ○エ3的な感じです。

パーティーメンバーを揃えることでボーナスを得られるほか、特定の役職を強化するカードも存在します。カード同士の相互作用(シナジー)を活かすため各役職の枚数バランスを意識することが最強パーティー構築の近道と言えます。

その他いくつか特徴的なキーワードもありますがざっくりこのようにとらえていただければ問題ありません。

関連動画

この動画は下記の動画をもとに再構成しています。特に「ステップ3 カードの優先順位を覚える」の部分についてはマナコスト別に整理し、より覚えやすい形に書き換えています。

ステップ1 使う色を決める

ドラフトに慣れないうちはデッキの完成形や必要なカードをあらかじめ決めておき、取れるところからピックしていく、決め打ちドラフトという手法がおすすめです。ゼンディカーの夜明けの場合は赤と白に絞り、他の色のカードは不要なので一切取らないといった具合です

1パック目でこんな感じのレアが手に入ったから青とか黒をやろうとか、そういう器用なことは考えなくていいんです。

こんな感じのレア

アシャヤとか引いても取ることはありません。

あの人が欲しがってると思うのであげちゃってください。

メリットは覚えるカードを絞ることで安定したドラフトが行えることです。ゼンディカーの夜明けには265種類ものカードが収録されていますが、赤白の2色に絞ると110種類程度、そのうちドラフトで重要なものは40種類程度です。

ゼンディカーの夜明け収録カード265種類
そのうち赤白に関係するカード110種類程度
そのうち覚えていただきたいカード40種類程度

赤白をやれ!

17lands.com の統計より、このセットで特に有力とされている色の組み合わせは青黒ならず者、黒赤パーティーそして赤白戦士です。

色の組み合わせ勝率
青黒ならず者54.7%
黒赤パーティー56.6%
赤白戦士56.8%

この中でも赤白戦士はクリーチャーの質が特に高い色の組み合わせであることと強化呪文が豊富で全体的にカードが集めやすいというメリットがあります。

黒赤パーティーも何度か試してみましたが有力なカードはAIに取られてしまうのでしょうか?肌感覚として取れるカードの質にばらつきが多く安定して組むのは難しいと感じました。

ステップ2 基本レシピを覚える

カードの大まかな分類と枚数配分を見ていきましょう。この段階では個別のカードの名前や能力がわからなくても問題ありません。

コンセプト

序盤から積極的に攻勢に出ることで相手の準備が整う前にゲームを終わらせることを目指す、いわゆるアグロという戦略を取ります。マナコストに対するパワーが高い戦士を展開していき各種強化呪文や強化能力を駆使して戦います。

構成枚数

カードの種類小分類枚数
クリーチャー呪文16
2マナ6
3マナ5
4マナ4
5マナ1
その他呪文7
強化呪文4~5
除去呪文2~3
土地17

クリーチャーはマナコスト別の配分(マナカーブ)が重要です。2マナが最も多く6枚程度。3マナ、4マナとコストが増加するにつれて枚数を減らしていきます。

強化呪文は4~5枚程度。そのうち装備品は2~3枚程度がベストです。

除去呪文は2~3枚程度。3マナ以上の除去は展開速度を犠牲にしかねないため可能な限り軽めの除去でまとめたいところです。

役職の枚数配分

4つの役職を持ったクリーチャーが存在し、戦士、クレリック、ならず者、ウィザードの4つの役職でパーティーを構成します。ドラ○エ3的な感じです。

パーティーメンバーを揃えることでボーナスを得られるほか、特定の役職を強化するカードも存在します。カード同士の相互作用(シナジー)を活かすため各役職の枚数バランスを意識することが最強パーティー構築の近道と言えます。

このデッキの場合は基本戦士偏重ですが、他の役職もサポートとして数枚編成するといいかと思います。戦士は9~10枚程度、その他の役職持ちは5~6枚程度が目安となります。

初めての方は

ステップ2まででドラフトの基本は完成です。ドラフトがはじめてだという方はここまでを踏まえて挑戦してみましょう。

まずは1勝でも上等です。慣れてきたら2勝3勝を目指していきましょう。

ドラフトの基本に慣れてきたらいよいよ次のステップ。個別のカードを覚えていきます!

ステップ3 カードの優先順位を覚える

覚えていただきたいカードは全部で37枚。ピックの優先順位に沿ってご紹介します。

  1. キーカード
  2. 除去(特にコスパの高いもの)
  3. 軽量クリーチャー(2、3マナ)
  4. 重量クリーチャー(4マナ)
  5. その他呪文(強化呪文など)
  6. 両面カード

キーカード、除去

まずは優先的にピックしたいカードです。30枚覚えられる自信がない方でも、この10枚だけでもしっかり覚えていきましょう。 左に行くほどより優先順位が高くなります。

  • カルガの戦導者…役職は戦士。戦士全員を強化する。見かけたら真っ先に取りたい。
  • 髑髏砕きのミノタウルス…役職は戦士。パーティーメンバーの数ぶんコスト軽減される。3~4マナくらいで出せると非常に強力!
  • 恐れなき雛…役職なし。土地が出るたびに成長しつつ飛行を持つ。3/3以上に成長できればもう止められません。役職なしでも真っ先に採用したいレベルの能力。(飛行:飛行を持たないクリーチャーにブロックされない)
  • 轟く火花魔道士…役職はウィザード。戦場に出たときに、クリーチャー1体にパーティーメンバーの数ぶんのダメージ。手札2枚分の仕事をするので非常に強力です。
  • コーの刃使い…役職は戦士。装備している戦士に二段攻撃を付与。戦士たちのパワーを最大限に引き出す重要な役割を果たします。(二段攻撃:戦闘ダメージを2回与える)
  • 轟く叱責…2マナで4点火力と最高クラスのコストパフォーマンス。ほとんどのクリーチャーを処理できます。
  • 乱動の噴火…2マナ3点火力または7マナ5点火力として使用可能。3点火力というだけでも幅広いクリーチャーに効果があることに加え、プレイヤーに直接打つこともできるのでフィニッシャーにもなります。
  • 忘却への旅…土地でないパーマネントならなんでも追放。パーティーメンバーの数ぶんコスト軽減される。5マナでも悪くないが、3マナくらいで出せるとうれしい。
  • 訓練された戦術…戦闘に参加しているクリーチャーに、パーティーメンバーの数×2点のダメージ。パーティーメンバーの数が1体の場合で1マナ2点でも充分。パーティーメンバーが2体になり、4点火力になればほとんどのクリーチャーに対処可能です。
  • 同期した魔術…ほとんどのクリーチャーを射程に収める4点火力ですが5マナという重さがネック。他の除去と比較して数段劣り、他に取るものがなければ取るぐらいでいいと思います。

軽量クリーチャー

軽いクリーチャーほど枚数が重要なため、迷ったときはマナコストが軽いほうからピックするのがコツです。

  • ゴーマ・ファーダの先兵…戦士。クリーチャー1体のブロックを禁止する能力。攻撃的な戦士たちのサポートとして強力。
  • グロータグの虫捕り…戦士。攻撃時にパーティーメンバーの数ぶんパワーが上がる。単独でもパワー2と悪くなく、パーティーメンバーが増えると3点、4点程度まで伸びうるため、このデッキにおける主力アタッカーとなる。
  • 地割れの魔術師…ウィザード。上記グロータグの虫捕りなどパーティーメンバーとしてサポートできるほか、手札を入れ替えることができてデッキの安定性に貢献する。
  • 石造りの荷役獣…すべての役職を兼ねる。グロータグの虫捕りなどパーティーメンバーの数に関係するあらゆる能力をサポートできるデッキの潤滑油。
  • 探検隊の癒し手…クレリック。2/2警戒というだけでも充分なスペックなのに、他にクレリックがいればさらに絆魂を持ち、実質的に1回の攻撃で4点ライフ差をつけてくれる。(警戒:攻撃してもタップしない。絆魂:与えたダメージ分ライフを回復)
  • 献身的な電術師…ウィザード。戦場に出たときにパーティーメンバーの数ぶんの赤マナを加える。3ターン目に2体のクリーチャーを一気に展開できるため、相手との戦力差を広げることができる。それでいて自身も3マナでパワー3とアタッカーとしての資質も充分。
  • 探検隊の勇者…戦士。他の戦士がいると4/3となり、マナコストに対するパワーが高い。グロータグの虫捕りと並ぶ主力アタッカーとなる。
  • スカイクレイブの土百足…無職。土地が出るたびに+2/+2修整。無職ではあるが実質パワー5とアタッカーとしての性能が高く採用圏内です。
  • 二人組の戦術家…戦士。他の戦士と一緒に攻撃すると成長する。3/2が4/3になるだけでもハードルが高く、わざわざ攻撃しなくても4/3になれる探検隊の勇者のほうが優秀ということになります。
  • グロータグの夜走り…赤白デッキにおける貴重なならず者。対戦相手に戦闘ダメージを与えたらカードを1枚引けるが、そうやすやすと引かせてはもらえないので、装備品で強化するなど一工夫必要。

重量クリーチャー

  • カビーラの先導…戦士。クリーチャー1体に一時的な強化。強化幅はパーティーメンバーの数に依存するが、最低限+1でも働きとしては充分。
  • エメリアの隊長…戦士。パーティーメンバーの数ぶん+1/+1カウンターが乗る。最低限2/2飛行、警戒。他のパーティーメンバーがいて3/3以上になれると理想的です。(飛行:飛行を持たないクリーチャーにブロックされない。警戒:攻撃してもタップしない)
  • 崖崩れの魔術師…ウィザード。インスタントやソーサリーやウィザード呪文を唱えるたびに好きな対象に1点のダメージ。このデッキの場合はあまり唱える機会はないが、1点か2点くらい稼げたら御の字。
  • 焦がし乗り…戦士。4マナ4/3とアタッカーとしての性能は悪くない。追加で2マナ払うことで速攻を得られるため、終盤のフィニッシャーとなりうるか。(速攻:出たばかりのターンでも攻撃できる)
  • 従者つきの癒し手…クレリック。ライフを得るたびに1/1の猫が出てくる。このデッキでライフを得ることができるのは探検隊の癒し手ぐらいなので基本的に能力が働く機会はありません。役職持ちとしてパーティーを構成する手助けをする程度。
  • 火砕のヘリオン…無職。土地を1枚手札に戻しつつ対戦相手に2点のダメージ。4/5というがっしりしたサイズに加え直接火力を内蔵。土地としてプレイしておいた両面カードを手札に戻し、その後呪文としてプレイできることは覚えておきましょう。ゲームの決め手となりうるクリーチャーであり、たとえ無職でも優先的に採用したい。
  • 英雄たちの世話人…クレリック。3/4飛行というサイズは空におけるエース。役職持ちというのもポイント。

その他呪文、両面カード

これらのカードはパックから他に取るものがなくなってきたぐらいのタイミングで拾えると理想的です。

両面カードは呪文としても土地としても使用可能で、基本的に土地枠で数えます。両面カードのピックは必須ではありません。あれば勝率の安定に大きく寄与しますが、呪文としての性能は高くないため、他に呪文があればそちらを優先します。

  • 秘宝の斧…戦士に装備した場合に限り+2/+1修整。コストに対する強化幅が大きく最強の強化呪文です。
  • 異常な怒り…修整値の高さに加え占術もついている優秀な呪文です。(占術:ライブラリーの一番上を見て、それを一番下に置いてもよい)
  • 毅然たる一撃…+2/+2修整に加え、装備品を付け直すこともできるため、奇襲性が高く強力です。
  • 岸壁安息所の帆凧…装備したクリーチャーに飛行を与えることで攻撃を通しやすくなります。重要な装備品ですが、2枚以上ピックすると装備するクリーチャーがいないときに泣きを見ることになります。(飛行:飛行を持たないクリーチャーにブロックされない)
  • 万能ナイフ…+1/+1修整と修正値こそ地味ですが、マナコストが軽く取り回しやすい装備品です。
  • カビーラの叩き伏せ…クリーチャー1体に、味方のクリーチャーの数ぶんのダメージ。両面カードは基本的に呪文としての性能は高くありませんが、このカードだけは別格の性能。
  • カズールの憤怒…クリーチャー1体を生贄に、そのパワー分のダメージを好きな対象に与える。基本的には土地としてプレイし、呪文として使う時は最後の一押しの場面のみとします。
  • 棘平原の危険…好きな対象に1点のダメージ。火力としては少々物足りないところがありますがたまーに効く相手がいます。
  • スカイクレイブの僧侶…1/3と防御寄りのステータスなのであまり欲しい性能ではありませんが、パーティーメンバーを揃えたいときに。
  • 歌狂いの裏切り…相手のクリーチャー1体を1ターンの間借りる。5マナと重いのでここぞというときを慎重に見計らいたいところです。

実践編

ここまでを踏まえて私が実際に七勝を達成したデッキの具体例も見ていきましょう。

完成図通りに仕上げることができました。今回はたまたま取れたレアカードを入れていますが、これが万能ナイフでも機能としては同じです。

ドラフトの様子を動画にも収めています。もしよろしければこちらも参考までにご覧ください。8:15あたりから実践編となります。

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